国語施策・日本語教育に関して
2.会議日程

○テーマ:
「言葉と文化 −言葉から見る日本と韓国の文化−」
○趣 旨:
言葉は,意思疎通の手段であると同時に,その言葉を母語とする人々の文化とも深く結びついている。本大会では,2005年に迎える日韓国交正常化40周年を前に,近年,映画・TVドラマなどの大衆文化の交流を通じて,国民の興味や関心が高まっている韓国語を事例として取り上げ,日本語の場合と比較対照しながら,言語表現及び非言語表現に見られるそれぞれの文化パターンの一端をさまざまな観点から考察し,もって,日本語の支援活動における異文化理解,寛容性,判断留保(エポケー)等の重要性についての認識を深める。
平成16年11月14日(日)

10:00 開会【MOホール】


○あいさつ
寺脇 研(文化庁文化部長)

10:10〜11:10 講演【MOホール】

○テーマ:
「日本と韓国の文化交流体験の醍醐味」
○趣 旨:
講演者の韓国留学の経験や,韓国人との演劇活動の体験(2002年の舞台演劇「その河をこえて、五月」で韓国人と共同脚本・共同演出を手がけられた。)などをもとに,言葉や言語行動にみられる日本・韓国のそれぞれの文化の特徴や,異文化間における「対話」「交流」の醍醐味等について話していただく。
○講演者:
平 田 オリザ(劇作家・演出家)       (敬称略)

11:15〜12:30 座談会【MOホール】

○テーマ:
「日本語を外から眺める −言語の視点から見る日本と韓国の文化交流−」
○趣 旨:
日本語を韓国人の視点から,また,韓国語を日本人の視点から眺め,それぞれの言語文化の魅力や共通点や特徴を探る。また,韓国人を戸惑わせる日本人の言語行動や,日本人を戸惑わせる韓国人の言語行動についても語り合い,交流の意義や異文化コミュニケーションの醍醐味について考える。
○進行役:
水谷 修(名古屋外国語大学長)
○座談者:
井出里咲子(筑波大学講師)
李 徳奉(韓国・同徳女子大学教授,韓国日本学会前会長)
小倉紀藏(東海大学助教授)
平田オリザ(劇作家・演出家)              (敬称略)

13:30〜16:00 日本語教育研究協議会

 第1分科会【会議室1】

○テーマ:
「日本語・韓国語などの対照言語研究の成果の活用」
○趣 旨:
日本語と韓国語の対照研究の成果を解説しつつ,日韓の文化間で起こりやすい誤解の事例を幾つか挙げていただきながら,文化摩擦を最小限にとどめる方策や,こうした知見の日本語教育現場での活用方法について,多様な観点から考える。同様に他の言語(ポルトガル語や中国語など)についても,対照言語研究の成果について可能な限り触れていただき,その知見の活用方法について協議する。
○講 師:
生越直樹(東京大学教授)                (敬称略)

第2分科会【会議室2】


○テーマ:
「音声・音韻の対照言語研究の成果の活用」
○趣 旨:
音声・音韻の対照研究の成果を解説しつつ,日韓の言語間で起こりやすい音声・音韻上の誤解の事例を幾つか提供していただく。誤解や摩擦を最小限にとどめるための音声教育の在り方や,こうした知見の日本語教育現場での活用方法について,多様な観点から考える。
○講 師:
松崎 寛(広島大学講師)                (敬称略)

第3分科会【MOホール】


○テーマ:
「異文化間カウンセリングの活用 −判断留保(エポケー)の実践−」
○趣 旨:
日本語教育現場で不可欠な実践力の一つである「相手の話を十分に聞く力や話を引き出す力」を身につける際に有効な方法の一つである判断留保の技法について紹介する。
○講 師:
渡辺文夫(上智大学教授)               (敬称略)

第4分科会【会議室3】

○テーマ:
「年少者の日本語習得について考える」
○趣 旨:
近年,日系南米人など家族を伴って我が国に定住する外国人が増大している。親と共に来日した子供たちは自分の第一言語(母語)と第二言語である日本語の言語・文化の狭間でさまざまな異文化体験をする。その場合どのような体験が子供たちの日本語習得にとって有効に作用しているのか,具体的な事例に触れながら,最適な言語環境とは何かについてバイリンガリズムの観点から考える。
○講 師:
中島和子(名古屋外国語大学教授)           (敬称略)

16:00 閉会

(五十音順,敬称略)

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