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気になる言い方<Q6>−「おられる」は気になるか−分かれる感じ方− |
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敬語に関連した八つの言い方を挙げ,それぞれについて「気になる」か「気にならない」かを尋ねた。 |
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「先生は心配しておられたよ」 |
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……「気になる」43.1%―「気にならない」51.8% |
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4割強の人が「気になる」と答えている。平成9年度の調査で,「総務課の武田さんは,どちらにおられますか」について「敬語が正しく使われていないと思う」と答えた人の割合が30.0%だったことを考え合わせると,「おられる」という言葉については3〜4割程度の人が違和感を持っているものと思われる。 |
| (2) |
「御安心してお使いください」 |
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……「気になる」33.3%―「気にならない」63.4% |
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謙譲表現である「御〜する」を相手に用いているが,「気になる」は3人に1人である。 |
| (3) |
「電車がまいります」 |
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……「気になる」24.7%―「気にならない」72.0% |
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問題のない言い方だが,4人に1人が「気になる」と答えた。 |
| (4) |
「鈴木さんはおいでになられますか」 |
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……「気になる」26.2%―「気にならない」69.9% |
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このような過剰敬語については,平成7年度調査の「お客様はお帰りになられました」(「気になる」が23.6%)や「先生がおっしゃられたように」(同24.5%)と併せ考えると,おおむね4人に3人は気にならないことが分かる。 |
| (5) |
「先生は講義がお上手ですね」 |
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……「気になる」27.5%―「気にならない」68.1% |
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目上の人を評価している点にかかわって,失礼だと感じられることもある言い方だが,「気にならない」が約7割となっている。 |
| (6) |
「どうぞごゆっくりしてください」 |
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……「気になる」15.5%―「気にならない」82.4% |
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(2)と同様,謙譲表現である「御〜する」を相手に用いているが,「気になる」割合は1割台半ばである。平成7年度調査の「先生,こちらでお待ちしてください」(「気になる」が55.6%)や平成8年度調査の「(会社を訪ねてきたお客さんに)受付でお聞きしてください」(同53.3%)に比べると,今回の(2)と(6)は,耳慣れているためか,「気になる」の割合が低くなっている。 |
| (7) |
「お歩きやすい靴を御用意ください」 |
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……「気になる」75.4%―「気にならない」22.3% |
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一般的・標準的とは言えない言い方であり,4人に3人が「気になる」と答えた。「歩きやすい」「お歩きになりやすい」が普通の言い方。 |
| (8) |
「誠に申し訳なく,深く反省させていただきます」 |
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……「気になる」41.4%―「気にならない」53.4% |
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平成8年度調査の「(店の張り紙で)明日は休業させていただきます」(「気になる」が7.1%),「(会議で司会者が)これで会議を終了させていただきます」(同8.1%),「(店で店員が)この商品は,値引きさせていただきます」(同18.3%),「(電車の車内放送で)ドアを閉めさせていただきます」(同18.8%)に比べると,「気になる」の割合がかなり高い。「〜させていただく」は,相手の恩恵や許可によって話し手が利益を得ることを表す言い方であり,そのような場面ではないのに「〜させていただく」を用いるとかえって無礼な感じを与えて違和感を生じることがあるが,今回の問いのような謝罪の場面で「〜させていただく」を用いることは,違和感が大きいことが分かる。 |