国語施策・日本語教育に関して
言葉に関する問答集 総集編について
 
・主な掲載内容

 経緯・趣旨
 昭和50年3月から毎年1冊ずつ発行されてきた文化庁編「言葉に関する問答集」は,平成6年3月発行の第20集をもって一応の完結を見た。
 問答集は,私たちが日常生活の中で迷ったり疑問を感じたりするような言葉の使い方,書き方,読み方等の問題を広く取り上げて,一問一答の形式で分かりやすく的確な解説を施したものである。新聞・放送・出版・官庁・学校など各方面で参考にされることも多く,20集全体で230万部(無償配布用130万部,市販用100万部)というロングセラーである。今なお第1集,第2集といった初期のものを求める人も多く,全20集を1冊にまとめてほしいという要望も多い。
 本書は,そのような要望にこたえて,全20集824問の中から,現在の国語施策や社会状況の変化などを考慮して収録項目を選定し,その結果,645問を新たに「総集編」としてまとめたものである。

 内容の特色
 いわゆる用字用語辞典とは異なり手軽に利用できる軽便さよりも,具体例を豊富に示しつつ,漢語・漢字の本来の意味や言葉の由来などから説き起こし,その問題の根本を明らかにすることを重視している。そのため,用字用語辞典や国語辞典を引いたのでは分からない,漢語や漢字の使い方・使い分けなどが根本的に理解でき,応用範囲が広がっていくという特色がある。敬語の使い方や慣用表現などについても,同様の姿勢で取り上げてある。

3 全体の構成(A5判,804ページ)
 一 漢語,漢字に関連する問題
 二 仮名遣い,送り仮名,その他の表記に関連する問題
 三 敬語その他に関連する問題
 四 よい文章を書くために

4 問いの具体例
 1.漢語,漢字の使い分けと書き表し方 「最小限」か「最少限」か
                    「戦う」か「闘う」かなど
 2.漢語の類義語           「議決」と「決議」
                    「増加」と「増大」など
 3.漢語,漢字の読み方        「愛想」の読み
                    「御用達」の読みなど
 4.仮名遣い      「服地」は「ふくじ」か「ふくぢ」かなど
 5.送り仮名      「取扱」か「取扱い」か「取り扱い」かなど
 6.敬語        「御訪問される」という言い方は正しいか
             「殿」と「様」など


5 編集委員
  天沼 寧(元大妻女子大学教授,平成6年死去)
  加藤彰彦(実践女子短期大学教授)
  斎賀秀夫(大妻女子大学教授)
  武部良明(元早稲田大学教授,平成6年死去)
  野村雅昭(早稲田大学教授)
  林  大(元国立国語研究所長)

  指導・助言(第1集,第2集)
  岩淵悦太郎(元国立国語研究所長,昭和53年死去)

・判型    A5
・ページ数  804ページ
・発行年月日 平成7年3月31日
・主管局課  文化庁文化部国語課
・発行所名  大蔵省印刷局
・販売店   霞が関政府刊行物サービスステーション
       03-3504-3885
       100-0013 千代田区霞が関1-2-1
       その他の政府刊行物サービスセンター,
       サービスステーション等にて販売
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