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事業の趣旨・目的
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子供をもつ外国籍の保護者が,落ち着いて日本語や日本の学校制度を学べる時間と場所を提供する。また地域の催しに日本語ボランティアとともに参加するなど,地域への帰属意識を高める。
多様な文化背景をもつ子供たちが,複数の文化に適応できるような環境づくりと日本語を中心とした言語教育を行うことで,個性を伸ばしながら,真の国際人へと成長させる。また就学期の子供たちには,学習言語教育を強化し日本で高等教育を受けられるよう支援する。
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| 2. |
実施委員会(または小委員会)の開催
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委員の構成
戸田香苗(東灘日本語教室代表)
武田真由美(NPO法人多文化共生センター・ひょうご多文化保育園担当)
長嶋昭親(兵庫日本語ボランティアネットワーク代表)
村山勇(神戸市立本山第二小学校教諭)
佐野末夫(兵庫県人権擁護委員連合会/深江ふれあいまちづくり協議会会長)
第1回
| 開催日時: |
平成16年6月5日(土) 13:00〜15:00 |
| 議題: |
1.開催日時・場所について |
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- 保護者の勤務形態に,できるだけ柔軟に合わせられるようにする。
- 親子事業対象者以外の受講者(大人)との調整が必要。
- 親子事業対象者以外の受講者(幼児)がやきもちを妬かないような対策が必要。
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2.保護者のシラバスについて |
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- 親子一緒であれば,落ち着いて勉強できるように。
- 親子別々で,グループレッスンであれば「みんなの日本語」を主教材とする。
- 1:1の場合は一人一人のニーズに合わせる。
- 生活支援も重要な範囲。
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3.子供のシラバスについて |
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- 幼児:家庭での言語や文化の教材や歌,あそび,踊り,料理を取り入れ,家庭と保育園とで言語が使いわけられるようにする。小学校入学を控えている子供には,文字と適応教育も取り入れる。
- 児童:教科補修のための日本語。
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4.保育体制 |
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第2回
| 開催日時: |
平成16年7月3日(土) 13:00〜15:00 |
| 議題: |
1.11月のお祭りについて |
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- 保育園の保護者会で協議し,保護者(外国人・日本人)と地域の方との協働ができるようにする。
- 開催場所・具体的日程・出し物・屋台数など。
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2.子供の進学問題について |
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- 高校受験があるため三者面談が必要。
- 中学退学者に夜間中学をすすめる。
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第3回
| 開催日時: |
平成16年7月17日(土) 13:00〜15:00 |
| 議題: |
1.11月のお祭りについて |
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- 地域の小学校,保育園,児童館,自治会などへの広報について
- 具体的な出し物について
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2.子供のカルテ作り,ふれあい喫茶での発表会について |
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- 一人一人の子供のカルテをつくり,発達段階にあった学習内容を考える。
- 母文化保持およびプレゼンテーション能力をつけることと,地域とのつながりを目的とした母文化発表会をする。
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第4回
| 開催日時: |
平成17年3月26日(土) 13:00〜15:00 |
| 議題: |
1.年間の振り返り |
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2.来年度計画 |
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- 労働者だけでなく,家にこもっている留学生やその配偶者の親子にアプローチし,参加人数を増やす。
- 日本語以外にも,料理教室なども入れ,サロン的にしていきたい。
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| 3. |
親子参加型日本語教室の開催 |
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| 教室名称: |
東灘日本語教室保育園分室 |
| 開催場所: |
多文化保育園,東灘日本語教室,地域福祉センター |
| 開催時間数: |
親:90分/週1回(合計60時間)
子:60〜120分/週1回もしくは2回(合計40〜160時間)
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| 参加者人数: |
大人6名,子供9名(2〜16歳) |
| 参加者母語: |
スペイン語,ポルトガル語,英語,中国語 |
| 教授者:親: |
戸田香苗(東灘日本語教室・団体職員)
大久保知子(東灘日本語教室)
藤川多津子(東灘日本語教室・日本語学校教師)
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| 子: |
林三恵子(東灘日本語教室・中学校非常勤講師)
村山勇(神戸市立本山第二小学校教諭)
長嶋昭親(兵庫日本語ボランティアネットワーク・元高校教諭)
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| 補助者:親: |
柏村英夫(東灘日本語教室・会社員)…通訳
碇麗子(東灘日本語教室)…通訳
林ゆう子(多文化保育園保育士)…保育相談
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| 子: |
岡島陽(多文化保育園保育士)…保育
田中香織(東灘日本語教室・団体職員)…通訳
吉良安代(東灘日本語教室・保育士)…通訳
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| 学習目標 |
| 親 |
子供 |
1 初級会話能力をつける 2 初級読み取り能力をつける 3 ひらがな,カタカナを書けるようにする 4 初級作文能力をつける 5 日本の学校制度や習慣などについて理解する |
1 初級会話能力を付ける 2 読み書き能力をつける 3 日本の文化習慣を知る 4 学校教科学習言語を身につける 5 日本の学校制度や習慣などについて理解する 6 メンタルケア(付随的に) |
| 指導内容 |
| 親 |
子供 |
1 初級会話能力をつける 2 初級読み取り能力をつける 3 ひらがな,カタカナを書けるようにする 4 初級作文能力をつける 5 日本の学校制度や習慣などについて理解する |
1 初級会話能力を付ける 2 読み書き能力をつける 3 日本の文化習慣を知る 4 学校教科学習言語を身につける 5 日本の学校制度や習慣などについて理解する 6 メンタルケア(付随的に) |
| 使用教材 |
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親 |
子供 |
| 主教材 |
みんなの日本語 |
絵本,日本語学級,みんなの日本語,学校の教科書など |
| 副教材 |
みんなの日本語翻訳語版 |
絵入り作文入門,ドリル,幼児用ワークブックなど |
| 教具 |
絵カード |
ひらがな・カタカナカード,絵カード,数字ブロックなど |
授業記録1
| 開催日時 |
第36回 平成17年2月17日(木) 15:00〜16:30 |
| 開催場所 |
東灘日本語教室・地域福祉センター |
| 開催方法 |
親と子が別 |
| 教室概要 |
| 親の教室 |
子の教室 |
学習者:1名(ポルトガル語) 教授者:1名 補助者:なし 使用教材:日本で暮らす人の日本語指導(学習)内容 指導法:マンツーマン方式 学習項目と学習活動: 文を音読して,ひらがなで書き,カタカナのところを考えて,カタカナに直す。 例)トイレに行く,シャワーをあびる,テレビを見る,アイロンをかける,ノートにシャープペンシルで書くなど |
学習者:4名(スペイン語,ポルトガル語)8〜16歳 教授者:2名 補助者:1名 使用教材:学校の教科書,みんなの日本語指導(学習)内容 指導法:マンツーマン方式 学習項目と学習活動: 2名…本を読んで作文 1名…算数 1名…みんなの日本語 43課 |
授業記録2
| 開催日時 |
第37回 平成17年2月26日(土) 13:00〜14:30 16:00〜17:30 |
| 開催場所 |
東灘日本語教室・多文化保育園 |
| 開催方法 |
親と子が別 |
| 教室概要 |
| 親の教室 |
子の教室 |
学習者:2名(英語,スペイン語) 教授者:2名 補助者:1名 使用教材:みんなの日本語 指導法:マンツーマン方式 学習項目と学習活動: 1名…みんなの日本語 14課テ形練習「テ形」+ください,「テ形」+ましょうか 1名…みんなの日本語 12課○○と□□どちらが「イ形容詞」ですか。 「しんどい」「ダサい」などや方言にも興味を示す。仕事,家族,趣味,母国を題材にすると口数が多くなる。母語を介して発話を増やす。 |
学習者:3名(スペイン語,ポルトガル語)2〜10歳 教授者:3名 補助者:なし 使用教材:絵本,日本語学級 指導法:マンツーマン方式 学習項目と学習活動: 1名…お絵かき 1名…絵本読み 1名…日本語学級 「あげます」「もらいます」 |
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| 4. |
事業に対する評価 |
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(1)事業の効果,成果
a.当初の学習目標の達成,学習者の習得状況
学習者のニーズ(保護者)
- 工場で使われている漢字や,子供の学校だよりが読めるようになりたい。
- ゼロ初級のため,一から習いたい。
- 文字は要らない。
- ブロークンのため,正しい日本語が知りたい。(子供)
- 計算の仕方。
- ひらがな,カタカナ,数字。
- 学校の勉強。
- 高校に行きたい。
b.親と子が共に学ぶことによる効果,成果
- ボランティアや他人がいる中で学び,反抗期の子供と保護者とのクッション的役割を教室が果たしている。
- 親が安心して学べる。
- 保育相談がしやすい。
- 親が勉強したり,地域とのつながりをつくっている姿を見せることができる。
- 子供の勉強内容を知ることができる。
- (今期の教室にはいないが)留学生の妻はかなり孤立している実態がある。
孤立感に関しては,労働者よりも強い。引きこもらず,社会のとつながりをつくるために子連れで参加できる場が必要。
- 子供と一緒だと,なかなか関心を得にくい講習も実施可能。例としては,人工呼吸などのファーストエイドや,子供連れ去り事件についての対応策,防災への備えなど。
c.地域の関係者との連携による効果,成果
- 実行委員に,自治会長さんや教職員に加わってもらっていることで地域との連携,国際教室との連携は取りやすい。
- 多文化保育園が主催したお祭りの広報は,各自治会の回覧版でまわしてもらうことができ,小学校でも全校生にチラシを配布してもらえたので,予想を大きく上回る地域からの参加者を得ることができた。(400名程度)
- ふれあいまちづくり協議会のご協力で,地域福祉センターを無料で借りている。
(2)改善点,今後の課題
a.現状
- 保護者の中には,永住申請をしているものもあるが,なかなか許可が下りず不安定な状況で生活している。
- 保護者の実施に関しては,1週間に一度だけの休みの日である場合が多いので時間,内容とも,できるだけ柔軟に対応できるようにしている。
- 子供の教授者不足。(有資格者)
- 教授者不足を補う補助者に対しての勉強会を毎月している。
- 学校を週1度借りているが,スペースの都合で,保護者等による子供の母語教室しかできていない。日本語教室のスペースも借りたいが,空き教室がない。
b.今後の課題
- 国際教室のない学校との連携強化。
- 出稼ぎ労働者だけでなく,留学生親子,国際結婚親子へのアプローチ。
- 補助ボランティアの確保,人材育成。
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問い合わせ先 |
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※ 実践内容について問い合わせる場合
東灘日本語教室代表 戸田香苗
神戸市東灘区深江南町4-12-20-201 多文化共生センター・ひょうご内
TEL:078-453-7440(火・祝を除く13:00〜18:00)
FAX:078-453-7440
Eメール:hnk_inquiry@hotmail.com
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