国宝・重要文化財(建造物)の指定について

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平成29年10月20日

文化審議会(会長馬渕(まぶち)明子(あきこ))は,平成29年10月20日(金)に開催された同審議会文化財分科会の審議・議決を経て,2件の建造物を国宝に(新規2件),7件の建造物(新規6件,追加1件)を重要文化財に指定することを文部科学大臣に答申しました。
この結果,官報告示を経て,国宝・重要文化財(建造物)は,2,480件,4,959棟(うち国宝225件,284棟を含む。)となる予定です。

◎今回の答申における特筆すべきもの

【国宝】
専修寺御影堂,専修寺如来堂(せんじゅじみえいどうせんじゅじにょらいどう)三重県津市(つし)


専修寺は(しん)(しゅう)(たか)()()の本山寺院で,広大な境内の中央に,江戸時代中期に建てられた御影堂と如来堂が並び建つ。御影堂は()(よう)を基調とした大型仏堂で,如来堂は(ぜん)(しゅう)(よう)による壮大な外観をもち,両堂が明瞭(めいりょう)な対比をみせる。いずれも平面構成に真宗高田派の特徴を示すとともに,高度な建築技術と卓越した装飾技術により壮麗な信仰の空間を創出しており,我が国を代表する近世寺院建築として極めて高い価値を有している。


【重要文化財】
松殿山荘(しょうでんさんそう)京都府宇治市(うじし)

松殿山荘は,(ちゃ)(どう)の普及のために整備された多様な形式の茶室群などからなり,各建物は,施主の高谷(たかや)(つね)()(ろう)が説いた(ほう)(えん)思想における象徴的図形である方形と円形を用いた独創的意匠でまとめられている。極めて高い建築技術によって施主の思想が具現化され,優れた形式と意匠を実現した,類まれな近代和風建築として価値が高い。


<担当>文化庁文化財部参事官(建造物担当)

参事官
豊城浩行(内線2790)
調査部門
武内正和,大石崇史(内線2793)
登録係
貴志(内線2738)

電話:03-5253-4111(代表),03-6734-2792(直通)

別紙

指定される文化財の概要,答申件数とそれを加えた累計,時代別,種別内訳を記載しています。

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