文化庁 国立近現代建築資料館 企画展示について

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平成28年4月1日

文化庁は,平成24年11月に設置した国立近現代建築資料館において,我が国の近現代における著名な建築・建築家の建築資料に関する,収集,保管,展示,調査研究等の事業を行っています。
 このたび,我が国の近現代建築資料が持つ文化的・芸術的・学術的価値を広く発信する取り組みとして,企画展示「資料にみる近代建築の歩み」を開催しますのでお知らせします。

開催概要

名称:
資料にみる近代建築の歩み
会期:
平成28年5月14日(土)~平成28年7月31日(日)
会場:
文化庁国立近現代建築資料館
(東京都文京区湯島4-6-15 湯島地方合同庁舎内)
開館時間:
10:00~16:30
休館日:
会期中無休
主催:
文化庁
共催:
公益財団法人竹中大工道具館
協力:
株式会社大林組,鹿島建設株式会社,清水建設株式会社,大成建設株式会社,
株式会社竹中工務店,公益財団法人東京都公園協会

展覧会のみどころ

 明治,大正,昭和。日本が大きく変わった時代。建築も西洋からもたらされる新しい技術でつくることが求められました。建築家や技術者たちはそれに果敢に挑戦し,短期間のうちに習得して,近代化を成功させます。そして第二次世界大戦後は,世界に通用する建築を生み出していきます。その過程でどのような技術革新があり,それがどのように建築を変えていったのでしょうか。
 本展では,資料が伝える建築文化に焦点を当て,その礎を作った日本人建築家も紹介しながら,図面や模型,写真,映像記録,材料など様々な建築資料を用いて紹介いたします。

 第1章 建築の文明開化 ― 棟梁とお雇い外国人の活躍

 文明開化により新たな時代を迎えた日本。西洋建築の導入により,建築のあり方が大きく変わり始めます。進取の精神をもった棟梁たちのチャレンジの姿を,わずかに残る資料を通して,ものづくりの視点から具体的に紹介します。

 第2章 歴史主義との格闘 ― 建築家と請負業の登場

 本格的な西洋建築を日本人自身でつくろうと建築家教育が始まります。また新たな建築に合わせて新材料の生産や大規模工事を請け負う近代的な建設会社が勃興し始めます。その変化を美しく彩色された図面や各社創業史料をもとに紹介します。

 第3章 鉄とコンクリート ― 技術革新が建築を変える

 明治の末から建築の作り方を根底から覆す鉄の技術が日本の建築界を襲います。鉄骨造と鉄筋コンクリート造という二大技術革新を,鉄骨部材や配筋模型などの実物資料に,豊富な写真を加えて紹介します。

 第4章 新たな時代へ ― 戦後復興を超えて

 第二次世界大戦後,戦前に培った技術に支えられ,より高く,より大きく日本の建築は飛躍していきます。その挑戦を図面や模型,建設会社に残された貴重な記録映像を通して紹介します。

関連イベント

 講演会:ものづくりの近代建築史

 近代建築というと,建築家の活躍やさまざまな様式・表現の移り変りなどに目を奪われがちですが,それを支えていたのがさまざまな技術です。材料・構造・施工法などの革新が,建築にどのような変革をもたらしたのか。建築学者の内田祥哉氏と建築史家の藤森照信氏をお招きし,近代建築をものづくりという視点から語っていただきます。

日時=
平成28年6月12日(日)13:30~16:00
会場=
東京大学弥生講堂
講師=
内田祥哉(東京大学名誉教授),藤森照信(東京大学名誉教授)
定員=
当日先着300名(申込不要,参加費無料)

 見学会1:近代建築の名作を巡る ~保存と活用の現在~

 東京におけるオフィス街(丸の内/日本橋)の近代建築は立地の良さから,その多くが建て替えられてきました。その中で意匠の素晴らしさや歴史的価値が認められ,保存再生工事を経て今日まで大事に残されているオフィスビルがあります。その代表作2点を建設会社の工事担当者の解説で巡ります。

日時=
平成28年5月21日(土)13:30~15:00,15:30~16:30
見学先=
明治屋京橋ビル(東京都中央区京橋,レクチャーと外観見学)
明治生命館(東京都千代田区丸の内,公開エリアのみの見学)
定員=
30名(申込制(応募者多数の場合は抽選),参加費無料)
締切=
平成28年4月30日

 見学会2:ものづくりの最先端を知る ~清水建設技術研究所ガイドツアー~

 建築技術の開発は現代でも盛んに続けられ,私たちの生活を支えていますが,それがいかに役立っているかはなかなか気づきにくいものです。そこで建設会社の中で最先端の研究を行っている技術研究所の設備をガイド付きツアーで御案内いたします。中高生向けコースも御用意しておりますので,夏休みの自由研究に是非御利用ください。

日時=
平成28年7月26日(火)
(1)
中高生向け 10:00~11:30
(2)
一般向け 13:30~15:00
見学先=
清水建設技術研究所(東京都江東区越中島3丁目4-17)
定員=
各回30名(申込制(応募者多数の場合は抽選),参加費無料)
締切=
平成28年7月5日

 上映会:建設映像が語るもの

 建築資料において,建設映像も建築文化を伝える上で大変重要な資料と言えます。上映会では,東京カテドラル聖マリア大聖堂(昭和39年竣工),霞が関ビルディング(昭和43年竣工),日本万国博覧会お祭り広場大屋根(昭和45年竣工)の建設時の貴重な映像を各回一作品御鑑賞いただくとともに,プロジェクトに関わった方等ゲストを招いてお話を伺います。

日時=
未定(3回予定)
会場=
国立近現代建築資料館
出演=
未定
定員=
各回当日先着25名(無料・申込不要)

※ テーマ,登壇者は変更されることがあります。

申込方法等の詳細については,国立近現代建築資料館のホームページで御案内いたします。

<担当> 文化庁長官官房政策課

課長
佐藤 安紀(内線2803)
課長補佐
土居 孝一(内線2804)
資料館係長
鳥居 省司

電話:03-5253-4111(代表)
03-3812-3401(資料館係直通)

別添

平成28年5月13日(金)に行われるプレス向け展示説明会への参加を希望される方用の取材申込書です。

本展の広報用図版です。

本展覧会のチラシです。

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