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平成29年4月28日
文化庁では,国宝・重要文化財建造物の保存修理用資材の需要を把握し,その情報を関係省庁と共有し,連携して国産良資材の地域における安定的な供給体制の構築を目指すことにしております。
この度,国宝・重要文化財建造物の保存修理で使用する漆の長期需要予測調査を実施し,その調査結果を取りまとめましたのでお知らせします。
この度,国宝・重要文化財建造物の保存修理で使用する漆の長期需要予測調査を実施し,その調査結果を取りまとめましたのでお知らせします。
1.経緯
国宝・重要文化財の保存修理においては,従来と同品種,同品質の資材を確保することが必要不可欠です。しかし,社会経済の急激な変化により,修理用資材の地域における安定的な供給が困難な状況にあります。国宝・重要文化財建造物の保存修理用資材の中でも漆については,外国産を使用せざるを得ない状況であり,良質な国産材の確保が深刻な課題となっていることから,平成27年度から国宝・重要文化財建造物の保存修理で使用する漆の長期需要予測調査を実施しております。
2.調査概要
- (1)目的
- 国宝・重要文化財建造物の保存修理用資材である漆の長期的需要量を予測し,年間使用量を算出。
- (2)方法
- 国宝・重要文化財建造物のうち,桃山時代以降の建造物で,外部に漆の塗装がある寺院,神社,城郭の建造物(415棟)を対象に,漆塗装面積を算出した後に各建造物の修理周期を勘案し,漆の長期需要を予測。
3.調査結果概要
長期需要量から,理想的な修理周期において国宝・重要文化財建造物の保存修理で使用する漆の需要量は,年間平均約2.2t(トン)が必要であると予測しました。
4.今後の対策等
文化庁では,この調査結果を関係省庁と共有し,連携して国宝・重要文化財建造物の保存修理用資材である漆の安定的な供給体制の構築を目指します。
<担当>文化庁文化財部参事官(建造物担当)付
- 参事官
- 豊城 浩行(内線2790)
- 補佐
- 中島 充伸(内線2791)
- 修理指導部門
- 上野,金井,當山(内線2796)
- 修理企画部門
- 黒坂,清永,伊藤(内線2795)
電話:03-5253-4111(代表)
03-6734-2792(直通)
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