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1 漢字の問題 当用漢字表審議報告

 その後,さらに審議を重ねて,削る字・加える字ともに28字となり,別に音訓・字体についても定めるところがあって,後に掲げる「当用漢字表審議報告」のような結論を得たので,これを第20回総会(昭和29.3.15)に報告した。
 総会では,当用漢字表の補正は,影響するところが大きいので,特に次のような文章を添えて,その報告を発表した。

「当用漢字表審議報告」について

国語審議会

 このたび,漢字部会から当用漢字表に対する再検討の結果が報告された。これは,漢字部会が,当用漢字表を中心として広く社会に日常使用される漢字について2か年26回にわたり,熱心に審議した結果であって,将来当用漢字表の補正を決定するさいの基本的な資料となるものである。
 思うに,当用漢字表の補正は,その影響する方面や範囲が広く深いので,この漢字部会の補正資料は,このさい一般の批判をもとめ,今後なお実践を重ねることによって,その実用性と適正さが明らかにされると考えられる。
 この漢字部会の非常な努力によって,当用漢字表が全体的に妥当なこともわかった。この点についても同部会の労を多としたい。

当用漢字表審議報告

(漢字部会)


1 当用漢字表(音訓表・字体表を含む)から削る字

当用漢字表(音訓表・字体表を含む)から削る字

2 当用漢字表(音訓表・字体表を含む。)に加える字

当用漢字表(音訓表・字体表を含む。)に加える字

3 音訓を加える字,字体を改め音訓を加える字

音訓を加える字,字体を改め音訓を加える字

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