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4 法令用語の問題

<<法律公用文部会>>

〔部会長〕

 千種達夫

〔部会員〕

 有光次郎  伊藤忠兵衛  上野陽一  大住達雄  林 修三  原 富雄  前田賢次  松坂忠則

〔専門調査員〕

 真田秀夫  中原武夫  村田育二  吉国一郎

〔その他関係者〕

 内閣法制局第1部長 高辻正巳
 衆議院法制局第1部第1課長 藤野重信
 衆議院法制局参事 杉山省吾

〔部会開催〕

 第1回(昭和27.7.15)〜第20回(昭和29.2.27)
 ―うち,第11回(昭和28.7.16)〜第13回(昭和28.9.10)は固有名詞部会と合同で開催―

〔提出資料〕

法1  問題となる法令用語 第1部―同音異字の法令用語(内閣法制局)
法2  同上 第2部―かなと漢字を結合した法令用語(内閣法制局)
法3  同上 第3部―読みにくいか,わかりにくいと思われる法令用語(内閣法制局)
法4  法令用語審議の原則(案の1)
法5  同音語の処理案―〔法1〕の審議結果
法6  問題となる法令用語―〔法3〕の改正案
法7  〔法2〕―かなと漢字を結合した法令用語―の改正案
法8  〔法3〕―読みにくいか,わかりにくいと思われる法令用語―の第1読会処理案
法9  問題となる法令用語とその改正案(草案)
法10  法令用語改正例(案)
法11  法令用語改善についての建議(案)
法12―A 法令用語改善についての建議(案)
法12―B 法令用語改正例(案)


第1部会で,次のような審議事項を討議した。

  1.  公文用語の整理改正・文体統一(案)を作って広くけいもうする方法について。
  2.  法律用語の読みかえ・書きかえを作る(法務府と連絡して)ことについて。
  3.  官庁一般の横書きを促進する方法について。
  4.  戸籍謄本などの横書きについて。
  5.  各省庁の文書の書式・用語の不統一を一致することについて。

 また,第2回部会(昭和27.9.15)で、内閣法制局高辻第1部長から,昭和25年11月7日,国語審議会から法務府に建議した「法令の用語用字の改善について」の取扱について,次のような説明があった。


 「内閣法制局としては,現在各法令ごとに,各担当参事官が,問題となる用語を集める仕事を進めている。その結果は,カードによって分類整理して各省庁の利用に供するほか,部内の者およびそれぞれの方面の専門家をも加えて組織する合同研究会に提出して処理方法を決める方針である。」


 ついで,建議(昭和25.11.7)の内容について逐次話し合い,けっきょく,建議の1から5までの実現に努力するが,さしあたっては,法制局(内閣)から問題となる法令術語を提出してもらい,それをこの部会で審議することにした。
第3回部会以後は,内閣法制局から提出された資料「問題となる法令用語第1部〜第3部―〔法1〕〜〔法3〕について逐一審議することにした。
 なお,以上の審議にあたって,次のような審議原則を決めた。

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