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5 固有名詞の問題 固有名詞の漢字の読み方の整理方法

 その後,法律公用文部会と合同で,固有名詞の漢字の読み方の整理方法について審議することとなり,具体的に次のようなことについて考えた。


  1.  人名
    ア 当用漢字表・人名漢字別表に定められた漢字について,名まえに使ってもよい読み方の範囲を決めることについて。

    イ 名まえを戸籍に登録する場合,漢字の読み方をも登録すること,および名まえを公に使用するときには,漢字で書いても,かな書きにしても有効であるとすることについて。

    ウ すでにつけられた名まえ,また,姓について,現行戸籍法では,名まえは読みにくいもの,難しいもの,姓はやむを得ない場合は改めることができると認めているから,こういうことを広く一般に周知させる方法について。

  2.  法人名
     法人名についても,新しく作るときには,人名に準じた方法をとることをすすめることについて。

  3.  地名
     地名の書き表わし方については,機会をとらえて,できるだけやさしく,読みちがいの起らないような名をつけるようにしたい。


 以上のうち,地名の問題については,町村合併法の施行に伴って,全国の市町村の合併が促進されるので,これを機会に,


(1) 合併する市町村に対して,新聞などによって呼びかける。
(2) 国語審議会から建議書を出す。(建議案は松坂委員が作成する)


方針を決定した。

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