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6 術語の問題 学術用語の表記について(依頼)S29.3.12/(回答)S29.3.22

 昭和29年3月12日付学用分第9号で,学術用語分科審議会会長有光次郎から国語審議会会長土岐善麿あて「学術用語の制定について」(依頼)があったので,その取扱について第20回総会(昭和29.3.15)に会長からはかったところ,会長に一任となり,3月22日会長名をもって回答を発した。

学術用語の制定について(依頼)

(昭和29年3月12日付学術用語分科審議会会長有光次郎から国語審議会会長土岐善麿あて)

 当審議会は学術用語の制定について調査審議を進め,特に表記の問題については貴審議会の御意見を尊重し,またローマ字のつづり方についても昭和28年3月12日付で貴審議会が答申された方式を採用してまいりましたが,このたび数学・物理学・動物学・土木工学・採鉱ヤ金学の各用語専門部会における選定原案が完成し,文部大臣に答申する運びとなりました。
 つきましては,答申に先立ち,別添5編(数学・物理学・動物学・土木工学・採鉱ヤ金学)の原稿を提出いたしますから御検討願います。

学術用語の制定について(回答)

(昭和29年3月22日付国語審議会会長土岐善麿から学術用語分科審議会会長有光次郎あて)

 昭和29年3月12日付学用分第9号で御依頼のあった学術用語の検討について回答します。
 貴審議会における学術用語制定に際し,当審議会の決定を尊重されたことに対し感謝します。
 学術用語(数学・物理学・動物学・土木工学・採鉱ヤ金学)中の用語の表記については,審議の御努力に敬意を表します。ただ,中にはなおくふうを要するものがあることは,おそらく審議の過程において種々御討論のあったことと察せられます。この点については,将来さらに相互の密接な連絡に期待します。

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