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開会の辞/天野文部大臣あいさつ/久保田局長あいさつ

開会の辞(原国語課長)

 本日は,改選後最初の総会であるから,大臣が見えてごあいさつする。
 御通知には第1回総会としてあったが,それは委員改選後のはじめての総会という意味で,改選前の総会が第14回であったから,それに引き続いて本日の総会は第15回総会である。

天野文部大臣あいさつ

 本日,ここに改選後の第1回総会が開かれるにあたりまして,一言ごあいさつ申し上げます。
 各位におかれましては,御多忙中にもかかわらず,このたび国語審議会委員として御就任くだされますこと,まことにありがとう存じます。
 国語国字の問題が,わが国家・民族の将来に対して決定的な重要性をもつことは,いまさら改めて申し上げるまでもありません。また,この事業がなみなみならぬ困難を伴うことも言うをまたないところであります。
 国語審議会が今日まで,この重要でしかも困難な仕事の推進力として終始活動し,幾多の業績をあげられ,一般国民の協力を得て,わが国の文化の向上に大きな貢献をしてこられたことは,まことに喜びに堪えないところであります。このたび各位の御就任により,いっそうの成果があがることを確信し,多大の期待をよせる次第であります。
 国語政策につきましては,なお,解決を要する多くの問題が残されておりますので,各位の格別の御協力と御尽力とを切にお願いいたします。
 本日は,御多用中多数御出席くださいまして厚く感謝いたします。簡単でございますが,一言ごあいさつ申し上げます。

久保田局長あいさつ

 わたくし,主管の調査普及局長の久保田であります。このたび,国語審議会の委員改選によって,皆様がたが,お忙がしいところ新しい委員をお引き受けくださいましたことを厚くお礼申し上げます。
 改選の経過について簡単に申し述べますと,昭和26年文部省令第16号により,さる3月の13回総会において委員等推薦協議会が設けられ,互選の結果,有光・石黒・金田一・佐野・園田・時枝・土岐・中島・服部(静)・松坂・宮沢の11委員が協議会委員として選ばれました。この協議会は前後3回にわたって開かれ,その間に各分野の諸団体の意見をきいて,新委員候補者51名を選定し,これを文部大臣に推薦しました。このうち49名が発令され,2名が辞退その他の事情によって保留となっております。そのほか国会関係の2名については,交渉中であります。
 以上が,だいたいの経過報告でありますが,わたくしどもも,この機会に気分を一新し,いっそうの努力をもって事務的技術的な御援助をいたしたいと存じます。なにとぞごべんたつのほどお願いいたします。

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