久保田局長あいさつ

　本日は特に大臣に出席していただくつもりであったが，参議院の予算委員会のため，出席できないが，予算委員会が終りしだい出席されると思う。
　おしつまって御参集いただき恐縮である。本日は，各部会の報告と，学術用語分科審議会からの外国語・外来語の表記に関する質問に対する国語審議会の回答案について審議していただくことになっている。よろしく御審議のほどをお願いする。

庶務報告（白石国語課長）

1. 　法務府法制意見長官佐藤達夫氏は27年８月１日付で法制局長官になられたので，それに伴って国語審議会委員の併任が終了になった。
   　後任として法制局次長林修三氏が27年11月１日付で国語審議会委員として発令された。
2. 　剣木(亨弘)内閣官房副長官が27年８月13日付で退任され，後任として江口(見登留)内閣官房副長官が27年９月13日付で委員として発令された。
3. 　文部事務次官日高第四郎氏は27年８月14日付で委員の併任が終了となり，後任として文部事務次官剣木亨弘氏が27年８月15日付で委員として発令された。
4. 　東京大学教授服部四郎氏が27年９月１日付で委員として発令され，10月１日付でローマ字調査分科審議会に所属する委員として指名された。
5. 　日本民間放送連盟事務局長甲斐政治氏は27年10月１日付で辞任され，同連盟事務局長酒井三郎氏の発令を手続中である。
6. 　さきに推薦協議会から推薦されていた上野陽一・伊藤忠兵衛両氏については，それぞれ御本人の承諾を得てただ今手続中である。
7. 　委員安藤正次氏は，27年11月18日おなくなりになった。
8. 　国会からの委員については，ただ今両院に依頼中である。
9. 　専門調査員としては，法制局参事官吉国一郎・真田秀夫両氏，参議院法制局第1部第1課長中原武夫氏，第3部第1課長村田育二氏を発令手続中である。衆議院からも御出席だけは願っている。

土岐会長あいさつ

　おしつまって御出席を願い恐縮である。７月以来総会を開く機会がなかったので，その間の中間報告をしていただき，次に学術用語分科審議会からの質問に対する回答案をおはかりする予定である。議事に先立ち，さきごろなくなられた安藤正次委員に黙とうをささげたい。

（一同起立　黙とう）

　では部会報告について，まずローマ字調査分科審議会からお願いする。