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田中文部事務次官あいさつ/小林調査局長あいさつ/庶務報告(白石国語課長)/土岐会長あいさつ

田中文部事務次官あいさつ

 わたくし,最近文部事務次官に就任いたしました田中でございます。よろしくお願いいたします。本日は大臣がごあいさつ申し上げる予定でございましたが,閣僚懇談会に出席しておりますので,わたくしから皆様によろしく申し上げてくれとのことで,失礼いたします。
 委員の皆様がたが,公私ともにお忙しいところを,国語国字問題の審議に御尽力くださっておりますことは,まことに感謝に堪えない次第であります。
 いまさら申し上げるまでもなく,国語国字の問題はその関係するところが広く深いものがあり,わが国の文化の発展に根本的な重要性をもつものであります。したがって,その解決には幾多の困難が伴うことと存じます。なにとぞそれぞれの問題において,慎重にご審議くだされ,中正妥当な解決案を得られますようお願いいたします。
 なお,今回は地名に使われる漢字の問題について御審議があるように承っておりますが,町村合併の機に際して,きわめて時宜にかなった問題であると存じます。これまた影響するところが大きな問題でありますから,じゅうぶん慎重に御審議くださるよう重ねてお願いいたします。
 本日は皆様がた御多用のなかを多数御出席くださいましてありがとうございました。
 簡単ではありますが,これをもってごあいさつといたします。

小林調査局長あいさつ

 わたくしは,このたび調査局長を命ぜられました小林でございます。かけちがってまだごあいさつ申し上げていない委員のかたがたもありますので,よろしくお願いいたします。

庶務報告(白石国語課長)

  1.  この前の総会で,ローマ字のつづり方について決定があり,その後の処置として,教育の面では義務教育であのつづり方を実施するよう,初等中等教育局長・調査局長の連名で通達を出した。官庁で使うことに関しては,あのとおりのつづり方について文部事務次官から各庁に意見を求めており,その返事の集まりしだい,さらにその後の手続を進めたいと思っている。
  2.  折口信夫委員が9月3日なくなられた。
  3.  文部事務次官が代り,8月28日付で西崎次官が委員を退き,田中新次官が委員になった。
  4.  ローマ字調査分科審議会の委員として,遠藤委員が7月16日付で文部大臣から指名された。

土岐会長あいさつ

 お忙しいところをお集まり願って恐縮である。今,課長から報告があったが,折口委員がなくなられた。告別式には,わたくしが国語審議会会長として弔辞を述べた。ここで黙とうをささげたい。(一同黙とう)
 議事の順序について申し上げる。規則では,部会を設置するのに総会の承認がいることになっている。本日はローマ字調査分科審議会の中に部会を設けることをおはかりするわけだが,この部会の設置については,相当皆さんに報告する内容が含まれているので,ローマ字に関する分科会の報告のあとで,部会の設置をはかりたい。また,部会長報告のうち,固有名詞部会の報告に関連して建議案を考えたい。まず漢字部会から報告をお願いする。

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