国語施策・日本語教育

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議事 国語審議会委員等推薦協議会委員の互選

土岐会長

 新しい委員を選出するために,国語審議会委員等推薦協議会を作ることが規定にあり,審議会の委員のうちから互選した,7人以上15人以内で構成することになっている。
 これからお配りする選挙用紙に,記載されている委員のうちから,適当なかたに印をつけていただきたい。人数は何人にするか。

白石課長

 一応7人としていただき,同数その他やむを得ない場合には,さらに決選投票をしていただければと思う。

土岐会長

 では7人に印をつけていただきたい。


(投票の実施,続いて開票)


 開票集計中に,国語審議会報告書についておはかりしたい。前回は,このために小委員会を設けたが,今度は,すでに前例のあることでもあり,内容・形式ともに,あれに準じるとすれば,特に設ける必要はないと思うが,御意見はどうか。(異議なし)
 では,事務的なことは国語課にお願いする。なお,今までの報告・議事録等で訂正を要する箇所があれば,今月中に国語課までご連絡願いたい。連絡のない場合は,内容について御了承いただけたものと認める。
 次に,部会の審議を公開するかどうかについておはかりしたい。部会を公開すべきだいうと外部からの強い要求があったため,必要と認めた場合に公開すると決めたが,御異議があるか。

千 種

 「部会は公開しない。ただし,部会において適当と認めたときは傍聴を許すことができる。」としてはどうか。

土岐会長

 これを総会として認めていいか。

小 林

 「公開を原則とするが,禁止することもある。」ではいけないか。

松 坂

 小林委員の発言に賛成する。

宮沢副会長

 国語審議会令の規則を解釈すると,千種委員のようになり,これを小林委員のように解釈するためには,規則を変えなければならない。また,部会の審議を公開にすることが,必ずしも民主的とは限らない。公開したために,関係者の自由な発言が束縛されるおそれがあれば,考慮を要する。
 ただ,こう決定しても,部会で適当に運営されれば実害はないと考える。

千 種

 審議案が固まらない間は,非公開が穏当だと考える。

田 口

 審議会の委員であれば,所属しない別の部会に参加して発言することができるか。

宮沢副会長

 合議体の意見として参加発言できると思う。

千 種

 その部会の承認を得れば,意見を述べうると考える。

土岐会長

 開票の結果を発表する。

金田一京助 21,  土岐善麿 18,  宮沢俊義 17,  有光次郎 16,  松坂忠則 14,  中島健蔵 13,  颯田琴次  12

 第8人目は得票10であるから,以上の7人のかたにお願いする。


(異議なし)


 長時間にわたり,最後の総会を行った。これでわたくしも会長の責任を果し得たことになり,委員各位の御協力を感謝する。
 これをもって第20回総会を終りとする。

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