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第3期国語審議会概要
第3期国語審議会は,第22回総会(昭和29.10.7)で国語審議会の運営(主として部会の構成・議題など)を審議するため小委員会を設け,同小委員会の結論に基づいて,第23回総会(昭和29.11.1)で,表記の問題を扱う第1部会と,話し言葉の問題を扱う第2部会を設置した。さらに,第27回総会(昭和30.6.9)で「かなの教え方について」を起草する小委員会,第30回総会(昭和31.2.23)で正書法に関する小委員会を設置した。また,ローマ字調査分科審議会が,昭和29年11月1日から活動を行った。
以上設置された各部会・小委員会等は,それぞれの課題について検討を行い,以下の各案を取りまとめて総会に提出し,それぞれ可決されて,国語審議会から文部大臣に建議又は報告された。
- 「かなの教え方について」(報告)
昭和30.7.12(総会で検討後,小委員会が起草) - 「話しことばの改善について」(建議)
昭和31.7.5(第2部会が作成) - 「正書法について」(報告)
昭和31.7.5(総会で検討後,小委員会が起草) - 「同音の漢字による書きかえ」(報告)
昭和31.7.5(第1部会が作成) - 「国語教育におけるローマ字教育について」(報告)
昭和31.7.5(ローマ字調査分科審議会が作成)
なお,化学,機械工学,建築学,船舶工学,植物学の各分野における学術用語,及び工業標準用語について,学術奨励審議会学術用語分科審議会からの審査依頼に回答を行った。