国語施策・日本語教育

HOME > 国語施策・日本語教育 > 国語施策情報 > 第4期国語審議会 > 2 送りがなの問題

2 送りがなの問題 「送りがなのつけ方」用例集

[参考資料]

「送りがなのつけ方」用例集

  1.  この用例集に掲げた語は,国語審議会の正書法部会で送りがなのつけ方について審議した結果を五十音順に配列したものである。
     1〜26の数字は,よりどころとなる「送りがなのつけ方」の通則の番号,「た」はただし書き,Aはただし書き(2)を示す。
     たとえば,「打ち合わせ 19・2」は,通則19によって,活用語の送りがなをつけ,通則2によって「わ」を送るということである。「生き恥 19・17たA」は,通則19によって活用語の送りがなをつけるが,通則17のただし書き(2)によって「恥」には「じ」を送らないということである。「高まる 3(2)」は,通則3によって形容詞の語幹以外の部分「まる」を送っていもよいし,通則2によって「高める」との関係で「まる」と送ってもよいし,二つの通則のどちらにでもよることができるということである。
  2.  「送りがなのつけ方」では,通則6・17・19のただし書きで,誤読・難読のおそれのないものは,かっこの中に示したように送りがなを省いてもよいとしている。
    <例>
    切る(打切る) 差上げる(差上げる) 取扱う(取扱う) 引受ける(引受ける) 受取る(受取る) 繰返す(繰返す) 乗換える(乗換える)  割当てる(割当てる)
    れ(現れ) 行い(行い) 断り(断り) 聞え(聞え) 向い(向い) 起り(起り) 終り(終り) 代り(代り) 綱引(綱引) 帯止(帯止) 気持(気持) 封切(封切) 金詰り(金詰り) 心当り(心当り) 身代り(身代り) 大向う(大向う)
    物(編物) 受身(受身) 掛図(掛図) 死時(死時) 合せ鏡(合せ鏡)
    切り(打切り) 売出し(売出し) 落着き(落着き)申込み(申込み)
    締まり(取締り) 果し合い(果し合い) 向い合せ(向い合せ)
    入れ時(書入れ時) 切抜き帳(切抜き帳)
    出し電話(呼出し電話)
    せ会(打合せ会)
    しかし,この用例集では省かない形で示した。 
  3.  この用例集は送りがなの用例を示したものであって,漢字で書くかかなで書くかを決めたものではない。
  4.  検討の際,一部分ないし全体をかな書きにするほうが望ましいとされた語については,参考のためそのようにかな書きにして掲げておいた。

「送りがなのつけ方」用例集

トップページへ

ページトップへ