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清瀬文部大臣あいさつ/北岡調査局長あいさつ

白石国語課長

 ただいまから第33回国語審議会総会,すなわち改組後,第4期の第1回の総会を開会いたします。

清瀬文部大臣あいさつ

 委員改選後の国語審議会総会が初めて開かれるにあたって,一言ごあいさつを申し上げます。
 このたび委員の改選に際しては,各位には御多用のところを委員として御就任くだされ厚く感謝いたします。
 国語・国字の問題は,明治以来幾多の先覚者がその解決に努力を重ねてきました長い歴史の示すとおり,民族の進歩,国の発展のうえから考えて,きわめて重要な問題であることは,いまさら改めて申し上げるまでもないことであります。また,この問題は,その影響する方面や範囲にはまことに広く深いものがあり,具体的な問題解決の仕事はなみなみならぬ難事業であります。
 国語審議会が長年の間この重要でしかも困難な仕事の中心的な推進力として終始活動し,幾多の業績をあげてきましたことは,敬服のほかありません。政府としても,これまで御審議をいただきましたことは,できるかぎりその趣旨の実現に努めてきたところであります。
 本年は当用漢字表,現代かなづかいが政府の施策として取り上げられ,公布されてから10年になります。その間しだいに一般国民の理解と協力をも得て,わが国の文化の向上に大きな貢献をしてきましたことは,まことに喜びに堪えないところであります。
 国語・国字の問題については,これまでの国語政策の業績の上に立って,その適用をより妥当なものとするとともに,なお解決すべき多くの問題が残っております。各位の格別な御協力と御尽力をお願いします。
 本日は,御多忙中多数御出席くださいましてまことにありがとうございます。

北岡調査局長あいさつ

 このたび調査局長を命じられた北岡であります。この国語審議会の委員の改選の経過について申し上げます。
 第32回総会の際,文部省令第16号によって国語審議会委員等推薦協議会を設けることになり,委員の互選によって,土岐,金田一,有光,中島,時枝,原,服部,松坂,颯田,舟橋の10氏が選出されました。8月から10月の間,何回も協議の結果,52名を候補者として推薦しました。ついで,12月1日付けで委員の発令があり,本日お集まりいただいたのであります。関係各省の委員については,文部事務次官の田中委員の代わりに稲田事務次官が併任となり,内閣法制局次長の高辻委員は引き続いてお願いし,総計54名で国語審議会が構成されています。

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