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稲田事務次官あいさつ/国語課長報告/西尾所長あいさつ

土岐会長

 再び会議を続ける。稲田事務次官が出席されたので次官から一言。

稲田事務次官あいさつ

 こんど事務次官に任命された稲田です。わたくしもこの審議会の委員として任命されました。今後とも何かと御教示を願うことと思いますがよろしく願います。昭和22年教科書局長になってからその在任中はこの審議会にいろいろお計りし,お世話になったことも思い出され,なつかしく思っております。

土岐会長

 国語課長から国語審議会の今までの建議や報告等について説明がある。

白石課長

 新たに委員になられたかたもあるので,今までにどんな建議や報告をしてきたか簡単に説明します。この会議の案内の書類の中に第2期の審議会の報告書と国語シリーズを同封しておいたが,それを御覧いただければだいたいのことはおわかりのことと思う。
 改組後第1期の分は25年6月12日第7回総会から27年4月14日第14回総会まで,第2期の分は28年3月12日第18回総会から29年3月15日第20回総会まで,第3期の分は30年7月12日第28回総会からこの前までとなっている。

(国語審議会の建議・報告の一覧によって説明。)

土 岐

 第3期の報告書は目下校正中とのことだから,まもなくお手もとにさしあげられると思う。
 ローマ字調査分科審議会の委員は文部大臣の指名で決定する。この指名は次回総会以後になるものと御了承いただきたい。
 これからの審議事項については,お話し合いのうえで,どういう部会を作るかお決め願いたい。その検討のためにも年末にもういちどお集まり願いたい。今のところ19日の予定であるから,その日はあらかじめつごうをつけておいていただきたい。また,国立国語研究所から西尾所長も見えている。御発言は研究所と関連のある問題でもよいと思う。所長から何か一言ごあいさつを。

西尾所長

 会長のお許しを得てごあいさつ申し上げる。
 国立国語研究所では設置法第1条の「国語および国民の言語生活に関する科学的調査研究を行ない,あわせて国語合理化の確実な基礎を築く。」によって,仕事を進めている。したがって,国語政策の資料となるものも,多少はこの審議会の審議に出してきた。創立以来8年,調査の研究成果も出てきたので,審議事項としてお取り上げになる事項についてはお役にたちたいと考えて努力を続けてきた。この意味で総会のつど出席させていただいているし,審議経過をうかがって研究所の研究調査の上にも反映させたいと思っているから,よろしくお願いする。

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