国語施策・日本語教育

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議事 政策実施等の小委員会/国語審議会委員等推薦協議会の設置について

土岐会長

 次は,政策実施等の小委員会の報告を有光副会長からお願いする。

有光副会長

 政策実施等の小委員会は,今期の国語審議会ではじめて設けられた。これは国語審議会として今後どういう問題をどういうふうにやっていくか。審議は自由な立場で進めていくことなどを話し合った。各部会・分科会からも審議の経過について話しがあった。「言語政策を話し合う会」からの要望の話も出たが,これは次の任期に引き継ぐことにした。

土岐会長

 意見はないか。なければ了承していただいたこととする。次は,次期の国語審議会委員を選考する推薦協議会の設置およびその委員の互選に移るが,その前に,さきほど申した局長からの説明を聞くことにする。

北岡局長

 本日,建議および報告があり,2年間熱心に御審議いただいたことをありがたくお礼申し上げる。建議および報告にもられたことの実施については御趣旨にそった処置をとりたいと思う。実施上の問題については,多少調整のことも考えて方策を立てたいと考えている。また,話しことば部会から中央教育審議会会長に連絡したことについては,中央教育審議会としては,現在まだあの内容を受け入れる段階になっていないが,趣旨はよく伝えてある。また,個々のものについては,それぞれ審議会を設けて考えることになる。新しい課程を立てるについては教員養成大学の姿が決まらないと実施できないが,すべて多少の段どりがあるので,実施については,時機なり調整なりを図りながらやっていきたいと思う。

土岐会長

 質問はないか。なければ,推薦協議会委員の選挙をお願いする。委員構成は7人ではどうか。異議がなければ連記で互選を願う。開票の立ち会いとして,高橋(健),野島両委員をお願いする。
 なお,前例によって今期の国語審議会報告書を出版することになるが,承認していただきたい。

実 藤

 次の審議会に対する希望を申したいがどうか。

土岐会長

 そういうことについての規則もないし,われわれは11月30日で任期が終わる。次の審議会は,また独自の立場でやることになる。伝統は受け継いでいくだろうが,今ここで意見を聞いても現在の委員は承っておくことだけになるだろう。

実 藤

 次の委員に推薦したいと思う人がある。わたくしの2年間の経験から,選考委員への参考として申したいが。

土岐会長

 選考委員が決まったあとで,手紙ででも申し入れることにしてはどうか。  (了解)

○選挙の結果

 有光,大塚,颯田,土岐,原,舟橋,松坂各委員
 以上の7人で次期の委員を推薦する協議会が構成されることとなった。

土岐会長

 本日の建議はさっそくその手続きをとる。本日の総会で第4期の委員の任務は終わったことになる。このさい会長としてのごあいさつを述べたい。運営その他についていたらない点も多かったことと思うが,さいわいに皆様の熱心な御努力によって審議会の目的を果たしてきたことは感謝にたえない。厚くお礼を申し上げる。(拍手)
 最後に局長からのごあいさつがある。

北岡局長

 この期の最後の総会で,審議の成果として建議および報告をしていただいた。これらの実施については問題点を検討したうえ,できるだけはやく具体化したいと考える。これまでのおほねおりに対して厚くお礼を申し上げ,なお今後国語政策について御協力くださるようお願い申し上げる。まことにありがとうございました。  (拍手)

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