国語施策・日本語教育

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次第 会議の傍聴等について

阿部会長

 本日は,前回に引き続き自由討議を続けることとし,できれば,さらに部会設置の問題についてもおはかりしたい。討議にはいる前に,総会の会議の傍聴等について,先日の運営委員会で,いちおう次のような結論に達したので,ご報告する。これについて,ご審議願いたい。

1 会長は,総会にかぎり,報道の任務にあたる者に会議の傍聴を許可することができる。
2 報道の任務にあたる者の範囲は,文部記者会に加盟している報道機関に所属する者とする。
3 撮影,録画,録音等による取材は,議事の始まる直前まで許可することができる。
4 会議の資料を傍聴者に配布するかどうかについては,会長がそのつど決める。
5 総会の議事要録は,そのつど各委員に送付し内容について申し出があれば,そのつど訂正する。

 議事要録の公表については,従来のように,委員の任期の終わりに,審議経過とともにまとめて公表することとする。

市原委員

 総会にかぎって傍聴を許可し,部会は傍聴を許さない理由は何か。

阿部会長

 多くの審議会では,部会や小委員会の傍聴は許さないことになっているし,部会では,専門的な事項について隔意ない議論をかわし,結論をまとめるうえにも傍聴者がいないほうがいい。

市原委員

 国語はだいじな問題であるから,部会でも傍聴できるようにしてほしい。傍聴を許したために,委員の発言が制約されたり,議事が妨害されたりするとは思わない。

藤堂委員

 自由な発言をするためにも,会場の広さの点からも,部会は非公開でいい。部会での審議については,総会でかなり詳しい経過報告が行なわれるのであるから,傍聴を許可するのは総会だけにしたい。

西尾委員

 傍聴し,批判する第三者がいないほうが,自由に責任ある論議ができると思うし,部会などは傍聴者のいないことが原則であろう。

市原委員

 許可しないことが慣例であり,原則であるというのであれば,いたし方がない。

阿部会長

 ほかにご意見はないか。特になければ,運営委員会の結論どおりとして傍聴を許可してもいいか。(賛成。)では,直ちに記者の入場を許可する。吉田委員がまだ出席しておられないので,同委員の提案の趣旨説明はあとで行なうこととし,自由討議に移りたい。

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