国語施策・日本語教育

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第61回国語審議会総会(昭和41.11.11)議事要旨

議事要旨の確認
前回(第60回)総会の議事要旨の確認を行なった。
運営についての協議
(1) 前回,問題となって結論を得なかった運営上の諸問題について協議にはいった。まず,審議のための基本的事項として,さきの「国語問題要領」(昭和25年6月)にかわる「新国語問題要領」の作成といった形で各委員の共通了解事項を定める必要があるとの提案(中田委員提案),また,最初に,従来の国語審議会の審議の経過を総反省し,そこにおける問題点を小委員会を設けて検討する必要があるとの提案などがあり,これらについて意見が交換された。
(2) これらにつき,結論として,審議会としてはすでに文部大臣の諮問の趣旨を了承しているので,それにそって審議し,審議の過程においてこれらの提案の趣旨を考慮し,必要があれば,「新国語問題要領」のようなものの作成も考慮すること,答申の報告にもこれを生かすようにすることとした。
(3) 次に,審議のための具体的な方法について,前田会長が「国語審議会の今後の運営について」を提出し,了承された。
(4) この運営の基準に基づいて,まず,部会を設けることとし,とりあえず「漢字部会」および「かな部会」の2部会を設置することとした。
(5) 前期の2部会に所属すべき委員を選考するため,会長から指名された選考委員(古賀副会長および木内,西原,細川,横田,渡辺の各委員,以上6名)が別室で協議し,部会に所属すべき委員として,次の各委員を選出し,総会に報告し了承を得た。
愛川,阿部,石割,岩淵,植松,浦上,遠藤,大野,小野,金沢,熊沢,佐々木(八),志田,柴田,中田,西島,西原,久松,平林,渡辺各委員以上20名
(6) 次いで,運営委員会の委員として,会長から次の各委員を指名し,了承を得た。
前田会長,古賀副会長,木内,佐々木(茂),丹羽,細川,森戸,横田各委員,および部会長2名  以上10名
その他
(1) 自由討議にはいり,国語教育の現状,ことに国語の学力の問題について意見の交換が行なわれた。
(2) 国語審議会と教育課程審議会との連絡を密にする必要があるとの意見があった。

(備考)

1 閉会後,部会委員として指名された委員の打ち合わせ会を開き,各委員の所属部会等につき協議し,第1回の部会は,12月12日(月)に開催することとした。

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