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第9期国語審議会概要

 第9期国語審議会は,最初の第70回総会(昭和43.7.11)で,第8期の各部会の審議経過報告の線に沿って,部会で専門的な実質審議を重ねることとし,前期と同じく漢字,かなの両部会を設置し,漢字部会では,前期に引き続いて「当用漢字音訓表」の検討を,かな部会では同様に「送りがなのつけ方」の再検討を行った。また,一般問題小委員会では,現行の国語施策と教育との関係について審議した。
 総会を開くこと5回,運営委員会を7回,漢字部会を23回,かな部会を37回,一般問題小委員会を18回,それぞれ開き,別に,漢字部会とかな部会との合同委員会を3回,その小委員会を1回開いた。また,以上のほか,漢字部会としては,音訓に関する小委員会を41回,整理・起草委員会を5回開き,かな部会としては,整理委員会を2回,起草委員会を9回開いた。
 第9期最後の第74回総会(昭和45.5.27)では,漢字部会から,「当用漢字改定音訓表(案)」が,かな部会からは,「送りがなのつけ方(案)」がそれぞれ報告され,ともにこれを部会の試案として世に公表し,反響・意見を求めたいと希望し,総会はこれを了承した。また,一般問題小委員会からは,その審議経過が報告された。
 漢字・かな両部会がまとめた案は,各部会試案として直ちに報道機関を通じて公表され,広く各方面からの意見を聴くこととなった。その意見や批判については,次の第10期国語審議会で十分に考慮し,両部会の案について必要な修正を加えて,諮問に対する答申案をまとめる予定となった。
 なお,今期中,学術奨励審議会学術用語分科審議会からの連絡事項はなかった。 
この期における報告は,以下のとおりである。

 1 「当用漢字改定音訓表(案)」(部会報告)
 2 「送りがなのつけ方(案)」(部会報告)
 3 一般問題小委員会審議経過報告(審議経過報告)

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