国語施策・日本語教育

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次第 庶務報告/前回の総会議事要旨の確認

前田会長

ただいまから開会する。最初に国語課長から庶務報告がある。

国松国語課長

 「国語施策に関する意見を聞く会」および「昭和42年度 国語表記に関する意見収集」について御報告申し上げる。このことについては,既に各部会等で報告済みでもあるので,ここでは簡単な報告にとどめることとしたい。昨年の12月7目に,大阪で「国語施策に関する意見を聞く会」を最初の試みとして実施したが,教育委員会をはじめ,学校,報道出版等の各関係者111名の参集を得た。8名の公述人から,それぞれの立場からの熱心な公述をいただいたが意見の中身もさることながら,国語問題に対する一般の人々の意識を高めるということにも非常に役だったのではないかと考えている。各公述人の意見の要約,あるいは自由討議におけるおもな要望・意見等については,お手もとに資料としてさし上げてあるのでごらんいただぎたい。なお,昭和44年度にも,この種の催しを開くことは非常に意義のあることだということで,現在,中国・九州方面と東海方面の2か所の開催予定県と連絡中である。
 次に「昭和42年度国語表記に関する意見収集」についてであるが,これは649名の依頼者に対し,588名という,かなり高率の回答を得ることができた。この調査は,最初から計数的処理を行なうものでないということであったので,意見の傾向はこういうふうであったというようなことは申し上げられないが,収集した意見は,いちおう項目ごとに職業別に分類し,それぞれの事項ごとにすぐに取り出せるよう整理してある。現在,各部会の審議に応じて,その検討資料に加えて御活用いただいている。なお昭和43年度も,昭和42年度に実施しなかった分野について,200名程度同じ項目について追加調査をお願いした。現在は,その回答を回収中である。

前田会長

 引き続いて議事にはいるが,そのまえに二,三御了解を得たいことがある。昨年の11月に就任された坂田文部大臣が,本日,御出席の予定であったが,参議院での予算委員会が引き続き行なわれているために残念ながら出席できない。また,文化庁長官も京都での会合があって御出席願えないことを御了承いただきたい。
 前回の議事要旨は,すでに郵送済みでもあり,あらためてここで朗読することは省略して確認していただきたいと思う。特に異議がなければ確認いただけたものとして取り計らいたい。

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