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次第 その他
山田委員
ただいま問題になっている審議の能率化について,いままでとは違った観点から若干の提案をしたい。現在の審議がはかどらない一つの理由は,国語審議会がなにか研究しなければいけないといったような風潮があることによると思う。審議会は研究機関ではなく,審議機関であるので,もし審議を促進するというのであれば,もっと各種の強力な調査機関をもち,これは国立国語研究所に委嘱することも一つの方法ではあるが,それとは別個に,もっと実際的な活動の期待される調査機関をもち,委員は,その客観的な資料に基づいて審議を促進するということでなければならない。そうすれば,単に今期の遅れを取りもどすばかりではなく,将来にわたってもはやく学問的に進めることができるのではないかというように考える。
古賀副会長
次いで,先に御了承を得た阿部委員の提案についてその説明を伺うこととしたい。
阿部委員
簡単に説明したい。これは提案というよりはメモといったほうがよいかもしれない。
以上のようにいろんな問題があるが,これは急ぐ問題でもあるので,できればこのようなことを一般問題小委員会で追求していってほしいと思う。文部省の予算をみても,外国人のための日本語教育にはかなりの予算を出しているが,それ以上にだいじな日本人のための日本語教育にはあまり予算が認められていない。もっとこの問題について追求したいというのがわたしの考えである。
古賀副会長
阿部委員の提案は,非常に根本的な問題であるが,時間の関係上,この総会でじゅうぶんに時間をかけて討議することができなくなった。そこで阿部委員の要望としても,もっと一般問題小委員会で話を聞いてほしいということであるので,一般問題小委員会にはいろんな問題を持ち込むようではあるが,御検討願いたいと思う。そして,ある程度これに対する方向でも固まれば,また総会に御報告いただくということで御了承願いたい。予定の時間よりもたいへんおそくなったが,きょうはこれで閉会とする。

