国語施策・日本語教育

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次第 庶務報告/大臣あいさつ/前回の総会議事要旨の確認

前田会長

 ただいまから第74回国語審議会総会を開催する。最初に坂田文部大臣からあいさつがある。

〔文部大臣あいさつ〕

 第74回国語審議会総会に臨んで,一言ごあいさつ申し上げます。
 わたくしは文部大臣として皆様にはじめてお目にかかるしだいであります。わたくしはかねてから国語の問題が,わが国の教育,学術,文化の向上発展にとっても,国民の社会生活にとっても,きわめて重大な影響をもっていることにかんがみ,常々深い関心を寄せ,自分なりに研究もいたしていたのでございますが,大臣に就任いたしましてから,国会等他の公務のため,今日まで皆様の御審議を直接には拝聴することができませんでした。
 皆様は第9期国語審議会の委員として,御就任以来,2か年間の長い期間にわたって,今日まで国語施策の改善について慎重に熱心に御審議くださいました。深く敬意を表するしだいであります。
 戦後まもなく実施された国語施策には,実施の経験等にかんがみ,再検討する必要があるため,昭和41年6月,この審議会に対して,「国語施策の改善の具体策について」諮問いたしたわけであります。そしてここに御出席の委員の多くのかたがたは,そのときから2期継続して4年聞にわたって御尽力いただいてまいりました。さらに,今期にはいってからは,皆様の日常のお仕事の時間を大幅にさいて,この審議会の部会や小委員会での審議にあたってくださいましたことを承り,心から感謝の意を表するものであります。
 本日,ここに第9期国語審議会の終わりにあたって,各部会および小委員会から,それぞれの審議成果の御報告をいただき,その内容については,さらに,次期の国語審議会のはじめに必要な調整を経て御答申くださる運びと承っております。
 わたくしは,国語問題の審議の困難さをじゅうぶん認識しておりますので,皆様の御苦労に対して,あらためて深くお礼申し上げるとともに,近く諮問の一部について御答申いただけるものと期待いたしましてごあいさつとします。

前田会長

 次いで,庶務報告をお願いする。

国松国語課長

 最初に,菅原卓委員がさる5月3日に死去されたことを慎んで御報告申し上げる。
 次に,前回の総会でおはかりした専門調査員の任命であるが,漢字部会の審議促進のために,昭和45年1月14日付けで3名の専門調査員を発令した。武部良明(早稲田大学助教授),野村雅昭(国立国語研究所所員),林四郎(国立国語研究所第4研究部長)の3名である。
 以上,庶務報告を終わる。

前田会長

 本題にはいる。前回の議事要旨は,既に配布済みであるが,現在までのところ特に修正意見もないようなので,このまま承認することとしたい。

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