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第76回国語審議会総会(昭和45.10.14)議事要旨

 議事要旨の確認
 前回(第75回)の総会の議事要旨を確認した。
 漢字部会,かな部会の各試案に対する意見について
 国語課長から東京および名古屋で開いた漢字部会,かな部会の試案の説明会の概況および試案に対する新聞・雑誌等に掲載された意見,あるいはその他各方面から文化庁に寄せられた意見等について報告した。また各意見については,現在事務当局で今後の審議資料として整理中である旨を報告した。
 今後の審議の進め方について
(1) 両部会の今後の審議の進め方については,会長から運営委員会での考え方をもとに,次のような提案があり,了承した。
 各部会は,各方面の意見を参考にして試案を再吟味する。その際,その部会に所属していない委員も出席してじゅうぶん審議を尽くすようにする。そのため,部会開催の日取りは余裕をもって考える。
 各部会は,上記の審議を経て,その結果を総会に報告する。総会は議案(報告)の審議にじゅうぶん時間をかけるため,漢字部会およびかな部会からの報告を,それぞれ日を別にして審議する。
 総会の審議のなりゆきによっては,必要に応じて小委員会(仮称)を設ける。
 以上に関連して,前回の総会で要望した調整委員会(仮称)を最初から常設のものとして設置しないことは遺憾である,今後は,各部会の連絡調整の不統一が起きない方向で進めてほしいという要望があった。
 また,総会は単なる儀式でなく,あくまで論議の場であることを明確にしてほしいという意見もあったが,会長も同感である旨の表明があった。
(2) 一般問題小委員会委員長から,各部会の試案が正式に答申の運びとなるのが間近であることが予想されるので,答申に伴う法制上の取り扱い方(内閣告示・内閣訓令等の問題)について審議を進めたいという発言があり,これを了承した。
 なお,一般問題小委員会の委員として吉国委員(法制次長)を追加して指名した。
(3) 専門調査員は,各部会の必要に応じて部会長の申し出によって会長が手続きを進めるという前期どおりの方法を了承した。
 その他
 今後の審議日程は,ある程度の見通しを立てて進行してほしいという意見もあり,事務当局としても,極力,試案に対する意見の整理につとめて,なるべく早く部会を開く手続きを進めることとした。

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