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第11期国語審議会概要

 第11期国語審議会は,最初の第81回総会(昭和47.11.24)で,まず会長・副会長の選出を行った。その後,昭和41年6月に文部大臣が行った「国語施策の改善の具体策について」の諮問のうち,「当用漢字表(別表を含む。)」及び「当用漢字字体表」を取り上げて検討することとなった。次いで,前期と同様,運営委員会を設けることとし,運営委員として10名の委員を指名した。次の第82回総会(昭和48.1.25)では,審議の問題点を整理し,総会の審議を能率的にするため,12名の委員からなる問題点整理委員会を設けることとなった。また,第88回総会(昭和49.1.25)では,漢字表委員会の委員20名を選出し,漢字表の具体的検討を行っていった。
 総会を開くこと12回,運営委員会を4回,問題点整理委員会を13回,漢字表委員会を11回,それぞれ開き,別に,全員協議会を1回開いた。また,以上のほか,漢字表委員会小委員会を8回開いた。
 この結果,この期の最終総会である第92回総会(昭和49.11.8)において,それまでの審議の概要をまとめた「第11期国語審議会審議経過報告」を文部大臣に提出した。
 この期の審議会は,漢字表については,「漢字表の具体的検討のための基本的方針」,「漢字表の作成に当たっての考え方」及び「漢字選定の方針に関する具体的観点」を明らかにした。また,字体表については,総会で基本的な問題を議論し,これに関して各委員の意見を質問票により調査し,それを集約整理した。漢字表についても字体表についても具体案をまとめるまでには至らず,これらの審議の結果を踏まえて更に検討を進め答申をまとめるのは,第12期以降の国語審議会に引き継がれることになった。
 なお,第85回総会では,学術奨励審議会学術用語分科審議会から,「歯学」の審査案について連絡があったことに対して,協議の結果,回答を行った。
  この期における報告は,以下のとおりである。


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