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次第 委員紹介/仮議長の選出/会長・副会長の互選/会長・副会長のあいさつ/「審議会の傍聴等について」

石田国語課長

 それでは,第81回の国語審議会総会を開く。始めに,文化部長から委員の御紹介を申し上げる。

鹿海文化部長

 それでは,わたしから委員を御紹介申し上げたい。委員は全部で50名である。本日は,5名欠席で,45名の出席である。
 (委員を紹介し,続いて事務当局側を紹介。)

清水文化庁次長

 大臣が後ほどごあいさつするはずであるが,ただ今御紹介したとおり,第11期の最初の会合であるから,国語審議会の組織を最初に御説明する。お手もとに国語審議会令(資料2)をお配りしてあるが,その第5条によって,この審議会に会長・副会長を委員の互選でお願いすることになっている。ついては,この会長・副会長の互選にあたり,恒例によって仮議長をお願いいたしたい。わたしのほうから申し上げて失礼であるが,前例によると,仮議長は最年長の委員にお願いすることになっている。そういうことでよいか。(異議なし。)そうすると,最年長者の長岡弥一郎委員に仮議長をお願いいたしたい。

長岡仮議長

 御指名によって仮議長を勤めさせていただく。よろしく御協力をお願いする。会長・副会長の選出は互選によることになっているが,その方法をどのようにするかおはかりする。

木内委員

 提案をしたい。これも前例のとおり,まず選考委員会を設け,そこで候補者を考え,それを総会にはかればいいと思う。

長岡仮議長

 それでは,選考委員会を設けて候補者を選ぶことにしてよろしいか。(異議なし。)それでは,選考委員会の指名はわたしに御一任願えるか。

鈴木委員

 選考委員を仮議長に一任するより各委員の名前と経歴とを印刷したものを配付して投票で決めるほうがいいのではないかと思う。今,最年長の方になってもらった仮議長にすぐ自動的に選考委員の氏名をまた一任するというのは,あまりいろいろなことをお願いしすぎるように思う。

長岡仮議長

 それほどでもない。一任していただいたほうが会の進行上よろしいように思うがいかがか。

鈴木委員

 きょう選考委員会でお決めになるのか。

長岡仮議長

 きょうここで決定いたしたいと思う。

鈴木委員

 それならなお,わたしは,投票したほうがいいように思う。これはわたし個人の意見である。

岡村委員

 わたしはただいまの御意見に反対ではないが,このような審議会は,そう政治的な意味があるわけもない。選考委員で前例どおりにおやりになったらどうかと思う。

長岡仮議長

 わたしも再任になったが,この前もこの方法でやってなんらさしつかえがなかったように記憶している。御一任をお願いしたいが,そうお願いできないか。

木内委員

 提案した関係上申し上げるが,一任するかどうかを挙手でいいから,多数決で問うてみたらどうか。

長岡仮議長

 ただいまの木内委員の提案によって,挙手で決めたいと思うがどうか。(賛成。)
 それでは,わたしに御一任くださることに賛成のかたの挙手をお願いする。(挙手多数。)ほとんど全部のように拝見した。それでは指名させていただく。岩淵,植松,岡村,木内,坂本,佐々木(八),時実,各委員。以上のかたにお願いしたい。選考委員会でのとりまとめは,提案者である木内委員が年長者と思われるのでよろしくお願いする。それでは,選考委員会を別室で開く間約10分間休憩する。(休憩。)
 それでは再開する。木内委員から選考委員会の報告をしていただく。

木内委員

 各般の事情を考えて慎重に審議した結果,会長は福島委員に,副会長は古賀委員にお願いしたい。これは全員一致である。それから御当人にも今お話しし,御快諾を得たということも併せて御報告する。

長岡仮議長

 それでは,会長に福島委員,副会長に古賀委員で御了承いただけるか。(異議なし。)
 ありがとうございました。
 (福島会長,古賀副会長それぞれ会長・副会長席に着席)

福島会長

 会長に御推薦を賜り光栄である。学識・経験ともに不足でちゅうちょせざるを得ない面もあるが,感ずるところもあってお引き受けする。副会長をはじめ,委員各位の御協力で納得のいく審議のための世話役を務めたいよろしくお願いする。

古賀副会長

 前期から引き続いて委員になられた方は御承知のとおり,わたしはろくなことはできないが,一面からみると,皆さんのうちのどなたかがお引き受けになっても大変御迷惑だと思う。そこで,こういう役目をお引き受けするのも何かの奉仕になるのではないかと思うので,あえてお引き受けする。できるだけ会長をお助けして,この国語審議会が円滑に進行するように努力したい。何分の御協力をお願いする。

福島会長

 それでは文部大臣のごあいさつをいただく前に,「審議会の傍聴等について」ご意見を承りたい。国語審議会の総会は,報道機関に公開してきたというのが従来のしきたりのようである。今後もこのようにお願いしたい。参考までに,これまでの方法を簡単に事務局から説明する。

石田国語課長

 「審議会の傍聴等について」(資料6)をお配りしてあるが,これは第7期の国語審議会の総会(昭和39年4月)で決定し,それ以来第8期,第9期,第10期と確認してきた。
 (「審議会の傍聴等について」を朗読。)

福島会長

 ただ今説明のように,審議会総会を報道機関に公開することは,このように取り扱いたいと思う。(了承。)

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