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第85回総会

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〔開催日〕

昭和48年7月17日

〔出席者〕

福島会長,古賀副会長,遠藤問題点整理委員会主査,新井,飯島,宇野,川口,木内,倉沢,黒羽,木庭,阪倉,坂本,佐々木(定),沢田,志田,下中,鈴木,築島,長岡,長谷部,畑,林,原,福田,馬淵,水谷,三根谷,望月,森岡,山本,吉川,頼,渡辺,各委員(計33名)

安達文化庁長官,清水文化庁次長,鹿海文化部長,石田国語課長,ほか関係官
林主任視学官,島田小学校教育課長,藤原,大矢,瀬戸,加藤,各教科調査官,加藤教科書調査官
松井学術審議会専門委員(学術用語分科会歯学用語専門委員会幹事)
吉川情報図書館課長,青戸情報図書館課専門員
国立国語研究所各部長

〔概 要〕

 鹿海文化部長から,「当用漢字音訓表」及び「送り仮名の付け方」に関する内閣告示,内閣訓令が6月18日付けの官報に登載されたこと及びここに至るまでの経緯について報告した。また,これに伴う公用文の取扱いに関する内閣官房長官から各省庁あての通知,告示の趣旨の徹底を図るための文化庁次長から都道府県教育委員会等関係方面あての通知,また,告示に伴う学校教育での取扱いに関する文部省初等中等教育局長から各都道府県教育委員会等あての通知が出された旨報告した。
 さらに,先に学術審議会学術用語分科会長から国語審議会会長あてに,「歯学」の用語の審議案ができたので,答申に先立って連絡する旨の通知があったことを報告し,その取扱いについて協議した結果,前例にならい,会長名で,よろしく取り計らってほしい旨の回答をすることにした。
 続いて,遠藤問題点整理委員会主査から,前回総会以後開かれた2回の問題点整理委員会の概要を報告するとともに,同委員会が提出した資料「アンケートの回答まとめ」(「専門用語などに用いる漢字」及び「学校教育との関連」)をもとにして意見交換を行った。なお,漢字表に関する問題点のうち残された事項(現行の当用漢字表の「まえがき」,「使用上の注意事項」等)について,8月中に問題点整理委員会から各委員に対して重ねて意見の提出を求めることを決めた。

〔配布資料〕

1  官報(昭和48.6.18 号外82号)
2  「当用漢字音訓表」及び「送り仮名の付け方」に関する内閣告示・内閣訓令並びに公用文における当用漢字の音訓使用及び送り仮名の付け方について(文部事務次官あて内閣官房長官依命通知)
3  「当用漢字音訓表」及び「送り仮名の付け方」に関する内閣告示・訓令について(各都道府県教育委員会教育長にあて文化庁次長通知)
4  学校教育における「当用漢字音訓表」及び「送り仮名の付け方」の取り扱いについて(各都道府県教育委員会教育長あて文部省初等中等教育局長通知)
5  学術審議会学術用語分科会関係資料
(1) 学術用語分科会長から国語審議会会長あて連絡文書(学術用語の制定・普及について)
(2) 学術用語の制定・普及について
(3) 諮問(学術用語の制定・普及について,昭和42年9月27日)
(4) 歯学用語の審議経過の概要
6  アンケートの回答のまとめ(「専門用語などに用いる漢字」及び「学校教育との関連」)

〔次 第〕

1  開会
2  前回の議事要旨の確認
3  「当用漢字音訓表」及び「送り仮名の付け方」に関する内閣告示・訓令について(報告)
4  学術審議会学術用語分科会からの連絡について
5  議事
   (1) 問題点整理委員会の報告
   (2) 協議
    ア 専門用語について
    イ 学校教育との関連について
   (3) その他
6  閉会

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