国語施策・日本語教育

HOME > 国語施策・日本語教育 > 国語施策情報 > 第12期国語審議会 > 概要

第12期国語審議会概要

 第12期国語審議会は,最初の第93回総会(昭和50.1.31)で,まず会長・副会長の選出を行った。その後,昭和41年6月に文部大臣が行った「国語施策の改善の具体策について」の諮問のうち,前期の審議の成果を引き継いで,「当用漢字表(別表を含む。)」及び「当用漢字字体表」の問題について更に検討することとなった。次いで,前期と同様,運営委員会を設けることとし,会長が運営委員として10名の委員を指名した。次の第94回総会(昭和50.2.21)では,前期同様,漢字表委員会及び問題点整理委員会を設置することにし,第95回総会(昭和50.3.28)で,各委員会の委員を指名した。
 総会を開くこと9回,運営委員会を4回,問題点整理委員会を6回,漢字表委員会を16回,それぞれ開き,別に,全員協議会を3回,新漢字表前文検討起草会を2回開いた。また,以上のほか,漢字表委員会小委員会を18回,漢字表委員会字体小委員会を開いた。
 この結果,この期の最終総会である第101回総会(昭和51.1.21)において,「新漢字表試案」をとりまとめ,「第12期国語審議会審議結果報告」として,文部大臣に報告した。
 なお,この試案については名称の問題など幾つかの問題が残されているが,この段階でこれを適切な形で公表して,関係各界をはじめ広く国民の意見を聴くとともに,次期の審議会において,残された問題を含め,更に検討されるよう望む旨の,また,12期審議会においては,漢字表に関することのほか,話し言葉の問題その他国語に関する諸問題についても自由討議を行った旨の報告文が付されている。
 また,第99回総会(昭和51.7.2)では,法務省から,人名用漢字の追加案について国語審議会へ了承を得たいとの依頼があり,協議の結果,運営委員会に一任することになり,次の第100回総会(昭和51.9.28)で運営委員会で協議し国語審議会として正式の回答を行ったことが報告された。
この期における報告は,以下のとおりである。


トップページへ

ページトップへ