国語施策・日本語教育

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全員協議会

〔会議開催〕

第1回(昭和53.10.27)〜第5回(昭和54. 3.30)

〔概 況〕

<第1回>

 第1回全員協議会では,ドイツ連邦共和国の国語施策に関する海外調査について,派遣された遠藤委員から報告があった後,漢字表委員会の検討結果について三根谷主査から報告があった。字種の採否の考え方と1926字の字種案が示されたが,全員協議会としては,字種の採否の考え方について大筋としてこれを了承した。

資料
  1. ドイツ連邦共和国国語施策調査日程(昭和53年)
  2. 漢字表委員会における字種の検討結果について
  3. 採用候補字の字体,音訓,語例等について
  4. 字体で保留になっているもの
  5. 従来の当用漢字表の趣旨等に沿って行われている各種の基準等(教育及び人名に係るものを除く)について必要な改善を促す場合の考え方について
<第2回>

 第2回全員協議会では,漢字表委員会から,(1)前文,表の見方案,(2)字体に関する解説資料案等が提出され,意見が交換された。

資料
  1. 前文,表の見方(案)
  2. 解説資料(案)
    (1)明朝体のデザインについて
    (2)明朝体と筆写の楷書との関係について
      付:参考 明朝体と教科書体
<第3回>

 第3回全員協議会では,漢字表委員会から(1)「常用漢字表」という名称の案(全員に対するアンケートで一番多数の支持を得たもの。)(2)前文,表の見方案,(3)採用候補字の字体,音訓,例等の案が出され,意見が交換された。漢字表の名称は「常用漢字表」と決定した。なお,更に意見のある委員は,前文等についても,字種等についても文書で意見を事務当局に寄せることになった。

資料
  1. 前文,表の見方(案)
  2. 採用候補字の字体,音訓,語例等について
  3. 試案の音訓,語例等の変更について
  4. 漢字表組み方見本
<第4回>

 第4回全員協議会では,委員から寄せられた前文等に関する意見を参考にして修正された前文等が了承された。字種に関する意見については,漢字表委員会としてはすべて議論済みのものであり,特に取り上げるものはなく,1926字の原案を変えない,という漢字表委員会主査の報告を了承した。

資料
  1. 前文,表の見方(案)
  2. 本表・付表(仮印刷)
<第5回>

 第5回全員協議会は,3月30日午後1時から最終総会に先立って開かれ,(第3回運営委員会の項参照。)「今回の常用漢字表は国民生活全般に対して非常に重大な意義をもつものであるから,審議会としては十分審議を尽くしたものではあるが,この際,慎重を期して,常用漢字表を公表し,正式答申に至るまでしばらくの期間を置きたい。このことによって常用漢字表が広く国民に受け入れられ,長期間にわたって使用されるものとなることを期待したい。」という会長の提案について意見を交換し,大多数の支持を得て会長の提案が了承された。

資料
  1. 常用漢字表案
  2. 常用漢字表案について(報告)

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