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第13期国語審議会概要

 第13期国語審議会,すなわち,昭和52年4月1日から昭和54年3月31日までの国語審議会は,最初の第102回総会(昭和52.4.11)で,まず会長・副会長の選出を行った。その後,昭和41年6月に文部大臣が行った「国語施策の改善の具体策について」の諮問のうち,「当用漢字表(別表を含む。)」及び「当用漢字字体表」を11期・12期に引き続き取り上げて検討することとなった。次いで,「審議会の傍聴等について」を前期と同様確認し,また,前期と同様,運営委員会を設けることとした。会長が運営委員として11名の委員を指名した。なお,漢字表委員会,問題点整理委員会も設けられることとなった。
 総会を開くこと8回,運営委員会を3回,問題点整理委員会を6回,漢字表委員会を27回,それぞれ開き,別に,字体小委員会を15回,前文等起草委員会を3回,全員協議会を5回開いた。
 この期の審議会は,各方面から寄せられた「新漢字表試案」に関する意見を参考にするとともに,試案で残されていた問題についても審議を進め,この結果,この期の最終総会である第109回総会(昭和54.3.30)において,字種・字体・音訓・語例等を総合的に示した「常用漢字表案」をとりまとめ,中間答申として,会長から文部大臣に報告した。
 この「常用漢字表」は,6年間にわたる慎重審議の成果であるが,国語施策の重要性にかんがみ,最終答申に至るまでなお期間をおいて,各方面に公表し,次期の国語審議会に決定をゆだねることとしたものである。
 文化庁では,審議会のこの意向を体して,各官庁,各都道府県,各関係団体,教育関係,国語関係団体,その他に対して,文書による意見の提出を依頼するとともに,全国5か所で説明協議会を開催した。
この期における報告は,以下のとおりである。


  • 第13期国語審議会報告(中間答申)「常用漢字表案」昭和54.3.30

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