国語施策・日本語教育

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次第 文部大臣あいさつ

石田国語課長

 これから第13期国語審議会第1回総会を開催する。
 初めに文部大臣からごあいさつを申し上げる。

安嶋文化庁長官

 本日,文部大臣は,参議院の予算委員会に出席しているので,私から代わってごあいさつを申し上げる。

文部大臣あいさつ

 本日,第13期国語審議会の第1回総会を開催するに当たり,一言ごあいさつを申し上げます。
 皆様がたには,このたび,国語審議会委員への御就任をお願いいたしましたところ,御多忙にもかかわらず快くお引き受けいただき誠にありがとうございました。
 今期の審議会には,これまでの審議に並々ならぬ御尽力をいただいた審議会委員のほとんどのかたがたに,引き続いて委員をお願いいたしましたほか,数名の新しい委員をお迎えしました。
 今期の審議につきまして,なにとぞよろしくお願い申し上げます。
 国語審議会は,去る昭和41年6月,「国語施策の改善の具体策について」の諮問以来,我が国の文化の基盤をなす国語について,その書き表し方の基準の改善の問題を中心に,熱心かつ慎重な御審議をいただいております。
 既に,昭和47年6月には,当用漢字音訓表及び送り仮名の付け方の改善について答申をいただき,これに基づいて内閣告示・訓令の改正を行っておりますことは,御承知のとおりであります。
 そして,第11期審議会以降は,「当用漢字表」及び「当用漢字字体表」の問題を取り上げ,2期4年間にわたる審議を重ねられ,本年1月,第12期国語審議会審議結果報告として「新漢字表試案」をおまとめいただきました。
 この試案は,国民の強い関心を呼んでおりますが,文部省では,国語審議会の御意向を体して,広くこの試案について,趣旨・内容の説明を行いつつ,意見の収集を進めているところでございます。
 皆様がたにおかれましては,これらの意見をも参考とされつつ,残された問題点を含め更に十分御検討をいただき,今期審議会において,お取りまとめくださるようお願い申し上げる次第であります。
 なお,前期審議会においては,話し言葉の問題その他国語に関する諸問題についても種々御検討くださいましたが,これらの点につきましても更に御検討いただきたいと存じます。
 皆様がたには,今後,審議を進められる上において,様々な御苦労をお願いすることと存じますが,より良い国語施策の樹立のために,なにとぞ御尽力くださいますようお願い申し上げまして,ごあいさつといたします。


 昭和52年4月11日

文部大臣 海部俊樹

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