国語施策・日本語教育

HOME > 国語施策・日本語教育 > 国語施策情報 > 第14期国語審議会 > 運営委員会

運営委員会

〔委 員〕

福島慎太郎(会長)  古賀逸策(副会長)
江尻 進  遠藤慎吾  木内信胤  木庭一郎  志田延義  下中邦彦  角田礼次郎(昭和54.11.9まで)  松村 明  三根谷徹  茂串 俊(昭和54.12.1から)  頼 惟勤

〔会議開催〕

第1回(昭和55.3.21)〜第2回(昭和56.3.16)

〔概 況〕

 運営委員会は,第110回総会(昭和54.6.5)で設置が決まり,7月28日付けで会長が所属委員を指名した。
 この運営委員会は,審議会の運営上の問題に関し,会長を補佐することを目的とする機関である。


<第1回>(昭和55.3.21)
 昭和55年3月27日に予定されている第111回総会(今期第2回)の運営について協議した。

(1)    「常用漢字表案」に関して機関・団体及び個人から寄せられた意見や,「常用漢字表案」説明協議会において出された意見・質問等をまとめたものを資料として総会前に全委員に送付しておくこととした。
(2)    各方面から寄せられた意見の中で,漢字表の基本的な性格である「目安」について,これがいわゆる漢字の「野放し」にならないようになど,いろいろな問題提起がなされていること,また,字種・字数等の問題についてもいろいろな意見が寄せられていることから,総会後に問題点・漢字表両委員会を発足させてこれらの問題について取り上げていくのが適切である旨話し合った。

<第2回>(昭和56.3.16)
 昭和56年3月23日に予定されている第113回総会(今期第4回)の運営について協議した。

(1)    第2回全員協議会の議を経て第9回漢字表委員会で最終的にまとめた「常用漢字表」(案)を文部大臣に対する国語審議会答申案として総会に諮ることとした。
(2)    法務省の民事行政審議会が昭和54年5月31日の総会で人名用の漢字の取扱いについては今後とも制限方式を維持する方針を確認したことに対して,国語審議会会長名で遺憾である旨の意思表示をしてもらいたいという提案が総会や全員協議会で宇野委員から出されていたが,この問題について話し合った。その結果,民事行政審議会のその後の審議では人名用漢字の字数を増やす方向が伝えられていること,及び制限方式をとることについては民事行政審議会(26名中10名は国語審議会委員と重複)が常用漢字表の趣旨を踏まえながらも戸籍実務等民事行政の観点から十分検討した結果の措置であると考えられることから,この際特に法務省又は民事行政審議会に対して申し入れ等は行わないということで了解された。

〔資 料〕

第1回  1 「常用漢字表案」に関して機関・団体から寄せられた意見
 2 個人から文書で寄せられた意見(要旨)
 3 「常用漢字表案」説明協議会における意見・質問等
 4 「常用漢字表案」に関する各界からの意見の提出状況
 5 「常用漢字表案」に関する関係機関・団体の意見の概要
第2回  1 第113回総会議事(案)
 2 常用漢字表(案)
 3 人名用漢字の問題について

トップページへ

ページトップへ