国語施策・日本語教育

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全員協議会

〔会議開催〕

第1回(昭和55.12.12)〜第2回(昭和56.2.18)

〔概 況〕

第112回総会以後,全員協議会を2回開催した。


<第1回>(昭和55.12.12)
 第1回全員協議会(昭和55.12.12)では,三根谷漢字表委員会主査から常用漢字表の字種・字数に関する漢字表委員会の検討結果が次のとおり報告された。

(1)    当用漢字表にあって常用漢字表案にない漢字(19字)は,一括して常用漢字表に入れる。
(2)    その他の字種については常用漢字表案(1926字)のままとする。これによって常用漢字表の字数は1945字となる。
(3)    19字を一括して常用漢字表に入れておくこととしたのは,過去30余年慣れ親しまれ,相応の役割を果たしてきた当用漢字表にある漢字を削ることによって諸方面に混乱・変化を与えることは避けるのが適切であると判断したためである。

 この漢字表委員会の結論について協議が行われ,質疑の後,全会一致で了承された。


<第2回>(昭和56.2.18)
 第2回全員協議会(昭和56.2.18)では,三根谷漢字表委員会主査から常用漢字表の前文等の問題及び音訓,字体等の問題に関する検討結果が報告された。すなわち,前文等については,中間答申の前文等に必要な修正を施し,答申文,前文,表の見方それぞれの原案として作成したものが示された。また,音訓,字体等については,中間答申の内容に変更を加えないこととし,今回取り入れることとなった19字の字体,音訓,語例については現行の字体表,音訓表を踏襲することとする旨,報告された。協議の結果,この漢字表委員会の結論が大筋として了承されたが,前文の「常用漢字表の性格」の項に付け加えられた「注」の文言について修正意見が出され,その扱いは漢字表委員会に付託された。

〔資 料〕

第1回  ○ 当用漢字表にあって常用漢字表案にない漢字
第2回  1 「常用漢字表」前文等(案)
 2 19字の字体,音訓,語例等について
 3 「表の見方」の追加項目について

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