前田副会長

　まだお見えにならない委員の方があるが，予定の時刻を過ぎたので，第2回国語審議会総会を開会する。
　本日は，会長が所用で少し遅れるそうなので，おいでになるまで，私が代わりに司会をさせていただく。
　初めに，事務局からの庶務報告をお願いする。なお，前回欠席された委員の方が本日出席されているので，その御紹介も併せてお願いしたい。

中村国語課長

　それでは最初に，前回御欠席になられた委員を御紹介させていただく。（秋山，築島，長倉各委員を紹介。）
　さらに，この5月16日付けで，国立国語研究所の野元菊雄新所長が委員に就任されたので，御紹介申し上げる。
　次に，文化庁においても文化庁次長の交代があった。山中前次長が，国立オリンピック記念青少年総合センターの所長に転出し，後任として浦山太郎総理府青少年対策本部次長が文化庁次長に就任した。新次長は本日，予算省議のためごあいさつができず，失礼いたしている。よろしくお願い申し上げる。
　それでは，資料について，簡単に御説明させていただく。
　本日の配布資料は，議事次第と，「仮名遣い委員会の運営について（案）」であるが，「仮名遣い委員会の運営について（案）」については，後ほどまた，朗読の上説明をさせていただく。
　そのほかにとじ込みの資料をお配りしてあるので，これについて御説明申し上げる。
　一番上にあるのが，3月23日の第1回総会の議事要録である。これは，あらかじめ各委員のお手元にもお送りしてある。
　次が，国語審議会委員の名簿である。今御紹介させていただいた委員の追加もあったので，6月1日現在で名簿を修正してある。
　次が，運営委員会の名簿である。運営委員会の委員については，前回の総会で会長から指名があったとおりである。
　次が，昭和41年6月に行われた文部大臣の本審議会への諮問である。
　次が，国語審議会令である。
　最後は，「審議会の傍聴等について」という審議会の申合せであるが，今期においても，3月の第1回総会で従来と同様，御確認いただいている。また，袋の中に冊子が二冊入れてあるが，一つは国語関係の訓令・告示集である。もう1冊が国語審議会の答申・建議集である。
　資料については以上である。

前田副会長

　次の議題は，前回の議事要録の確認である。今説明があったように，議事要録は既にお手元にお送りしてあるので，お読みいただいたことと思う。それをお読みになって，何か御自身の御発言について修正の個所があったら，どうぞおっしゃっていただきたい。
　なお，細かいことであれば，後ほど事務局のほうへ御連絡いただいても結構である。では，御発言がないようであるから，それを前提として，前回の議事要録は御承認いただいたことにさせていただく。