国語施策・日本語教育

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次第 文化庁長官あいさつ/委員の異動について(庶務報告)/前回の議事要録の確認

有光会長

 ただいまから第4回国語審議会総会を開催する。
 前回2月20日の総会以後,文化庁長官の交代があったので,事務局から紹介をお願いする。

後藤国語課長

 御報告申し上げる。4月1日付けで,鈴木勲文化庁長官が退任し,三浦長官が就任した。なお,鈴木前長官は,国立教育研究所長に就任している。

有光会長

 それでは三浦長官にごあいさつをお願いする。

三浦長官

 私は,過去2年間,文芸家協会から出されました委員といたしまして,この会議に加わっておりましたけれども,この中には,私が最も怠惰,かつ不敏なる言語学科の学生であった当時の先生方,先輩がおられまして,大変肩身の狭い思いをしておったわけでございますけれども,いよいよあれは委員には不適格だということで,このたび,皆様のお世話役を文化庁長官として努めさせていただくことになりました。
 国語審議会の重要性ということは,今更私などが申すまでもないことでございますけれども,特に昭和41年の「国語施策の改善について」という諮問に対する答申をまとめなければならない段階にきておるところでございますし,2月20日には,仮名遣い委員会試案といたしまして「改定現代仮名遣い(案)」が公表されまして,各方面からの意見や批判がようやくまとまったところでございます。
 そこで,私どもといたしまして,十分なお世話役ができるかどうか分かりませんけれども,皆様の御熱心な御審議を期待するとともに,できる限り事務的に疎漏のないようにいたしたいと思っております。
 よろしくお願いいたします。

有光会長

 それでは次に国語審議会委員の異動について,事務局から御報告をいただきたい。

後藤国語課長

 お二人の委員の交代があったので,御報告と御紹介を申し上げる。
 三浦委員の文化庁長官就任に伴い,4月1日付けで作家の杉森久英氏に委員御就任をお願いした。
 また,この4月に練馬区立石神井中学校長を退職された角藤久介委員に代わり,6月16日付けで新宿区立四谷第二中学校長の久保田勝蔵氏に委員御就任をお願いした。
 なお,新しい委員の名簿はお手元のファイルにとじ込んであるので,お目通しいただきたい。

有光会長

 なお,久保田委員には仮名遣い委員会に所属していただきたいと思うので,よろしくお願いしたい。
 前回の第3回総会の議事要録は既にお送りしてあるので,お読みいただいたと思うが,お手元のとじ込みの中にも入っている。御自身の御発言について,修正の箇所があったら,どうぞ御発言いただきたい。又は,後ほど事務局に御連絡いただいても結構である。それを前提に前回の議事要録は御承認をいただいたことにしたいが,よろしいか。
 それではそういうようにさせていただく。

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