国語施策・日本語教育

HOME > 国語施策・日本語教育 > 国語施策情報 > 第17期国語審議会 > 第1回総会 > 次第

次第 会長・副会長のあいさつ/審議会の傍聴等について

前畑文化部長

 それでは,酒井委員が副会長に互選された。恐縮であるが,坂本委員,会長の席にお移りいただきたい。
(坂本委員,会長席に着く。)

坂本会長

 思いもかけずこの重要な審議会の会長に御推挙いただき,大変光栄に存じている次第である。しかし,甚だ浅学菲(ひ)才で,先生方の御支援と御指導がなければ任務は遂行できないのではないかと危ぶんでいるような次第であるので,何とぞよろしくお願いしたいと思う。
 とりあえずごあいさつに代える次第である。(拍手)

森国語課長

 副会長に互選された酒井副会長は,本日,御所用で御欠席のため,次回総会の折,ごあいさついただくこととする。以後の会議の進行は会長にお願いする。

坂本会長

 それでは,司会をさせていただく。
 まず第一の問題としては,審議会の傍聴の件であるが,国語審議会の総会は,従来,報道機関に公開しているので,その件について,事務局からまず説明してもらいたいと思う。

森国語課長

 御説明申し上げる。
 お手元の配布資料の4に「審議会の傍聴等について(案)」というのがある。御覧のとおり,この取決めは,昭和39年4月の第7期審議会総会で御決定いただき,第8期,これは昭和41年6月に発足した期であるが,この8期から前期,第16期まで,引き続きこのとおり確認されてきたものである。
 全体が5項にわたっており,まず1として,「会長は,特殊な場合を除き,総会に限り,報道の任務に当たる者に会議の傍聴を許可することができる。」つまり,総会にはプレスの記者の傍聴を許可することができるということである。
 2として,ただいま申し上げた「報道の任務に当たる者の範囲」というのは,文部記者会及び在日外国報道協会(Foreign Press In Japan),FPIJと称しているが,「文部記者会及び在日外国報道協会に加盟している報道機関に所属する者とする。」というふうになっている。
 この点については,実は前期までは文部記者会限りであったが,御案内のように,昨今,国際理解,国際交流といった見地から,政府の統一的な方針として,外国報道機関に対する配慮,協力というものが非常に大切であるという考えの下に,各省庁等に対して門戸をなるべく開くようにということが求められている。この方針を受け,国語審議会についても,この方向で在日外国報道協会を追加するということでいかがかという趣旨である。この一点だけが,今回改まる点である。
 3として,「撮影,録画,録音等による取材は,議事の始まる直前まで許可することができる。」
 4は,「会議の資料を傍聴者に配布するかどうかについては,会長がその都度決める。」
 最後に5として,「総会の議事要録は,その都度各委員に送付し,内容について申出があればその都度訂正する。」これは,実際を申し上げると,総会の終了後,各委員に議事要録案を郵送してお目通しいただき,次の総会より前,あるいは次の総会の席上,委員からお申出があれば,その都度訂正させていただくという手順をとっている。
 最後のパラグラフであるが,「同議事要録の公表については,従来のように,委員の任期の終了後,すみやかに,審議経過とともにまとめて公表することとする。」これについては,従来,その期の委員の任期終了後,各総会の議事要録を審議経過の概要とともに1冊にまとめて,政府刊行物サービス・センター,政府刊行物サービス・ステーションといったところで,国民の皆さんの手に入るような形で公表することにしている。
 以上の申合せについて,お諮りする次第である。

坂本会長

 ただいま事務局から御説明申し上げた件について,今期についても,従来同様の決定ということを確認してよろしいか。

(「異議なし」の声あり。)

坂本会長

 格段の御意見もないようなので,御確認いただいたものとする。

トップページへ

ページトップへ