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次第 庶務報告/前回の議事要録の確認

坂本会長

 それでは,第17期国語審議会の第2回総会を始めさせていただく。
 初めに,前回欠席された副会長と,お二人の委員の先生方を,事務局から御紹介申し上げる。
(前畑文化部長から酒井副会長,秋山委員,辻委員を紹介。)

坂本会長

 では,副会長からごあいさつをお願いしたい。

酒井副会長

 ただいま御紹介いただいた酒井である。前回の総会に欠席をして,誠に失礼した。また,副会長に選任されたことについては,責任を痛感している。会長の驥(き)尾に付して,また皆様の御協力をいただいて,責めを果たしたいと思うので,よろしくお願いする。
 この審議会は,今期,外来語の表記について諮問を受けたわけであるが,外来語の問題は,現在の国語問題の中でもその最先端に位するものであり,大変重要な問題を含んでいるように思う。私自身の仕事の関係からも,この問題に毎日直面しており,その意味でも非常に深い関心を持っている。
 私自身は,国語審議会にかかわってから,まだ日が浅いが,この審議会の討議は誠に精細を極めたもので,多くの専門的な御意見,また非常に広い視野からの御意見が出され,十分世論の批判に耐えるものであったと思う。今度の審議会の討議もそのようなものであることを心から期待している。何とぞよろしくお願い申し上げる。

坂本会長

 それでは,事務局から庶務報告をお願いしたい。

森国語課長

 御報告,御説明を申し上げる。初めに,お手元の資料1が「外来語表記委員会について(案)」,資料2「国語審議会の当面の日程について(案)」というもので,以上二つが,本日の配布資料である。これらの中身は議事の方でその都度説明させていただく。なお,そのほか,表紙に先生方のお名前を表示した会議用の青色のファイルをお配りしてある。これについては,事務局としては今後の審議会の備付けファイルにさせていただくつもりであるので,会議の際いろいろお書き込みいただくのはもちろん御自由であるが,できれば会議の終了後,机の上に置いたままでお帰りいただければありがたい。もちろんお持ち帰りいただいて,次回お持ちいただくということでも結構である。よろしくお願いしたい。
 そこで,ファイルの内容について,確認させていただく。一番上の資料は,今期国語審議会の第1回の総会の議事要録で,これは既に2月25日付けで各委員のお手元にお送りしてある。次は,運営委員会委員名簿で,これは前回の総会で坂本会長の方から御指名があったとおりのものである。三つ目が第17期国語審議会委員名簿である。その次は,例の昭和41年の文部大臣諮問文である。さらにその次が「外来語の表記について」という冊子である。これは昭和29年3月の本審議会表記部会の報告で,前回御説明申したように,今後の御審議の際に何かと重要な参考になる資料であると思う。六つ目の資料は「審議会の傍聴等について」で,前回総会で御確認いただいた審議会の傍聴等についての取り決めである。その次は,関係法令で,文部省組織令の国語審議会関連規定と国語審議会令である。一番最後に,これも第1回総会で御説明申し上げたが,「外来語の表記の問題について」という資料がある。その内容は,第1項から第2項にかけてはこれまでの沿革,第3項に外来語の表記に関する根本的な問題点,第4項に個別の問題点を列挙し,最後の第5項に外来語の表記の問題に関連する事項として,外国の地名・人名の書き方のことが述べてある。
 以上が,ファイルの中身である。今後,この総会の回を重ねるごとに資料をこのような形でとじて,席上お配りさせていただくつもりである。なお,先般,2月25日付けで第1回総会の議事要録をお送りした際,同時に,「外来語資料集」の諸案集成「その1」「その2」という2冊の冊子をお送りした。それらの中身は,あるいはお目通しいただいたかと思うが,昭和21年の文部省の「外国の地名・人名の書き方(案)」,昭和24年の国語審議会建議「中国地名・人名の書き方の表」など,また,昭和53年の財団法人教科書研究センターの「地名表記の手引」,昭和59年に社団法人日本新聞協会新聞用語懇談会が決めた「改訂版外来語の書き方」など,これまでの重要な諸案を収録したものである。以上である。

坂本会長

 それでは,引き続き,前回の議事要録の確認をお願いしたい。ただいま御説明申し上げたように,議事要録は既にお送りしてあるので,お読みいただいたと考えているが,それぞれ先生方の御発言等について修正するような箇所があれば,この際,ご発言をいただきたい。いかがか。もし細かいことであれば,後ほど事務局の方へ御連絡いただいても結構である。そのようなことを前提にして,前回の議事要録は,御承認いただいたということでよろしいか。それでは,一応御承認いただいたものとして,本日の議事に入らせていただく。

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