国語施策・日本語教育

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次第 文部政務次官あいさつ/委員紹介

近藤国語課長

 ただいまから第18期国語審議会の第1回の総会を開会させていただく。会長,副会長が選出されるまでの間,事務局において進行をさせていただく。
 最初に,麻生文部政務次官からごあいさつを申し上げる。

麻生政務次官

 昨年12月の内閣改造によりまして,文部政務次官を拝命いたしました麻生太郎でございます。
 お見受けしたところ,村松先生はじめ昔から存じ上げている先生が大勢お見えでございますけれども,学生時代,最も学業の方で縁がなかったのが,どうまかり間違ったか,文部政務次官ということになって,私を教えられた学校の先生方は,日本の文部行政もえらいことになったなと思って,多分暗い気持ちでお正月を迎えられたのではないかと思うぐらい,全然予定外に文部政務次官を拝命いたしておりますので,西岡大臣ともども,いろんな今抱えております問題の処理に追われております。
 御存じのように,今,文部省,労働省,自由民主党と三つ評判の悪いところの一つが文部省ということになっておりますので,信頼回復のためにも,いろいろなことをやらねばならぬというところのタイミングに正におりますが,ここに御出席の先生方はそのようなことに関係なく,日本において一番大事な,文化の中心とも言うべき国語の問題を御審議いただく方々ばかりであります。
 先生方には,昨17期に続きまして,引き続き委員をお願いいたしましたところ,快くお引き受けいただきまして,誠にありがとうございました。また,今回新たに3名の方々に委員をお願いいたしましたところ,お引き受けいただきまして,心から感謝を申し上げる次第であります。
 前17期の国語審議会におきましては,「外来語の表記」につきましていろいろ御審議をいただきました。今回第18期も同じように,この問題について御審議をいただき,広く国民から理解をいただけるような具体案を作っていただきたく,お願いを申し上げる次第であります。
 戦後と申しますか,現在,非常な勢いで片仮名言葉が増えております。今,片仮名言葉がなくてはしゃべるのが難しいくらいでありまして,昔,「テレフォン」を「電話」に直し,「ニューズペーパー」を「新聞」に直し,「レイルロード」を「汽車」に直し等々の言葉を作ってこられた時と違って,今はそのまま使っている。過日も,言葉を預かる文部省が,「スポーツ」と「カルチャー」と合わせて「スポカル」とか,「スポーツ」と「レクリエーション」とを合わせて「スポレク」とかいう誠にいいかげんな造語を作っているといって,閣議で他省の閣僚の方から指摘をされる等々,反省をすべきところが私どもにも多々ありますので,ぜひ皆様方の御熱心な御審議をいただき,特に国語という文化の中心でもありますその国の言葉を預からせていただいております役所といたしまして,皆様方の御審議の結果を踏まえて,今後の文部行政に役立てていきたいと思っております。皆様方の御熱心な御審議により,広く国民に支持され,かつ後世に残して誇れるような御答申をいただきたく,心からお願いを申し上げて,ごあいさつにかえさせていただきます。
 よろしくお願い申し上げます。(拍手)

近藤国語課長

 次に,遠山文化部長から委員の御紹介を申し上げる。

遠山文化部長

 お手元の資料1を御覧いただきたいと思うが,第18期の国語審議会委員45名の先生方のお名前を掲げてある。
 今期は,17期から引き続いて委員にお願いいたした方が42名,新しく委員をお願いいたした方が3名である。本来ならば全員の方について改めて御紹介申し上げるべきであるが,時間の関係もあるので,大変恐縮であるが,新しく委員をお引き受けいただいた方だけを御紹介いたしたい。(上田委員,椎名委員を紹介。)

遠山文化部長

 なお,遠藤利男委員は,本日は御都合により御欠席である。
 なお,事務局であるが,ただいまごあいさつ申し上げた麻生政務次官。以下,文化庁長官は別途用件があって,追ってこちらに出席する予定である。植木文化庁長官である。それから,隣が横瀬文化庁次長である。
 よろしくお願いする。

近藤国語課長

 次に,文化部長から会長,副会長の選出についてお諮り申し上げる。

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