遠山文化部長

　それでは，会長，副会長の選出をお願いする。皆様方のお手元に会議用の資料をファイルしたものがあるが，このファイルの一番下に，国語審議会令というのがある。後ろから2枚目の部分を御覧いただくと，国語審議会令の中に，組織等について，いろいろ書いてあるが，第4条に「委員により会長として互選された者は，審議会の会務を総理する」とある。また第2項で「委員により副会長として互選された者は，会長を補佐し，会長に事故があるときは，その職務を代行する」という規定がある。
　それで，会長，副会長の御選出は委員の皆様方の互選ということになっており，互選の方法については，特に規定がないが，どのようにしたらよいか，御意見をお伺いできればと思う。

広瀬委員

　今期は，前期からの引き続きの審議であるから，前期と同じく，会長には坂本委員，副会長には酒井委員にお願いしたらどうかと思うが，いかがか。

遠山文化部長

　ありがとうございました。皆様，いかがか。

（拍手）

遠山文化部長

　ただいま広瀬委員から，引き続き坂本委員に会長を，酒井委員に副会長をというお話があり，御賛同を得たので，大変恐縮であるが，会長，副会長，こちらの席にお移りいただきたい。
（坂本委員，会長席に，酒井委員，副会長席に着席）

遠山文化部長

　それでは，会長に本日の議事をお進めいただきたいと思うが，その前に，会長，副会長から，お一言ずつごあいさつをお願いしたい。

坂本会長

　再び会長の御指名をいただき，浅学菲（ひ）才の者として甚だ身の引き締まる思いであるが，この上は，委員の諸先生方の御指導，御鞭撻（べんたつ）により，大過なくその任務を全うできることを祈念するのみである。どうぞよろしくお願いする。（拍手）

酒井副会長

　御指名をいただいた酒井である。
　先ほど麻生政務次官からのお話があったように，国語の問題は政治改革同様に，極めて重要な課題であるので，皆様とともに，この問題に一生懸命取り組んでまいりたいと思う。よろしくお願いする。（拍手）

坂本会長

　政務次官には，御多用のところ御出席いただき，ありがとうございました。

麻生政務次官

　予算委員会の真っ最中でありますので，失礼申し上げます。
（麻生政務次官退席）

坂本会長

　それでは，早速ながら議事に入らせていただきたいと思う。大変失礼であるが，議事進行その他，座ったままでひとつ発言をお許しいただきたいと思う。