国語施策・日本語教育

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次第 文化庁長官あいさつ/庶務報告/前回の議事要録の確認

坂本会長

 ただいまから第6回国語審議会総会を開会する。
 前回の総会以後に,文化庁長官と文化部長の交代があったので,事務局から紹介をお願いしたい。

河上国語課長

 文化庁の人事異動について御報告を申し上げる。
 去る7月1日付けで,植木前文化庁長官が退任し,代わって川村長官が文部省学術国際局長から就任した。また,同じく7月1日付けで,糟谷前文化部長が大阪大学事務局長に転出し,代わって渡辺文化部長が文化庁長官官房総務課長から就任した。
 なお,植木前長官は7月5日付けで国立近代美術館長に就任している。
 以上である。

坂本会長

 それでは,この機会に文化庁長官から一言ごあいさつをお願いしたい。

川村文化庁長官

 川村でございます。
 先生方には,平素から国語問題につきまして格段の御指導をいただいておりますことを厚く御礼申し上げます。
 国語の問題というのは非常に幅の広い問題でございますし,日本の文化ということを考える一番基盤的な問題ではなかろうかと思っております。昭和41年に御諮問を申し上げました国語施策の改善の具対策ということで,以来20年余にわたって御審議を進めていただいております。
 しかし,国語の問題というのは,もちろん,この41年に御諮問申し上げたことにすべて尽きるものではないわけで,それぞれの時期に応じて,次々とまた御検討いただかなければならない課題もいろいろあろうかと思っております。私ども大変微力ではございますけれども,一生懸命努力をさせていただきます。どうか先生方におかれましては,今後とも格段の御指導,御鞭撻(べんたつ)のほどをよろしくお願い申し上げます。
 大変簡単でございますけれども,ごあいさつに代えさせていただきます。
 ありがとうございました。

坂本会長

 続いて,事務局から庶務報告をお願いする。

河上国語課長

 まず,前回の総会以後,お送りした資料について御報告する。
 外来語表記委員会は,前回の総会以後,第13回から第16回まで合計4回開かれ,そのうち第13回から15回までの3回分の議事要旨を所属外の先生方にお送りしてある。
 また,13回の委員会に提出した資料で,各方面から寄せられた意見の概要を項目別にまとめたものを7月23日付けでお送りしてある。
 それから,前回の第5回総会の議事要録は,9月13日付けでお送りした。
 また,第16回の委員会に提出した資料として,「学校教育における外来語及び音訓の取扱いについて 第一次審議のまとめ(抄)」,それから,国語課で作った冊子「官報・白書・教科書の外来語 主な仮名表記のゆれ一覧」を10月26日付けで所属外の先生方にお送りしてある。
 なお,「学校教育における外来語及び音訓の取扱いについて」というのは,文部省の初等中等教育局の方で,国語審議会の「外来語の表記」の試案を受けて,学校教育において外来語表記の取扱いをどのようにするかということについて,本年5月以来,協力者会議を設けて検討してきた,その結果の中間的な取りまとめである。このことは去る10月23日付けの各紙朝刊に報道されている。
 文部省の方では,これを都道府県の教育委員会,小・中・高校の校長会,それから教科書協会に送って意見を求め,それらを参考にしながら,また国語審議会の審議の状況を勘案して検討を進め,国語審議会の答申が出された後,最終的な取りまとめをする予定である,というふうに聞いている。
 続いて,本日の資料であるが,お手元に「外来語表記委員会の審議状況について」をお配りしてある。これについては,後ほど林主査から御説明をいただくことになっている。
 それから,お手元に会議用のファイルがあるが,前回以後若干補ったものがある。一番上にあるのが試案の冊子,その下に前回の議事要録,その下に「外来語の表記(案)」に寄せられた意見の冊子,これらが補ってある。
 以上である。

坂本会長

 前回の第5会総会の議事要録は,既にお送りしてあるので,お読みいただけたものと思うが,お手元のとじ込みの中にも入っているので,御自身の御発言について修正の箇所があれば,おっしゃっていただきたい。いかがか。事務局へ後ほど御連絡いただいても結構である。そういうことを前提に,前回の議事要録は御承認いただいたこととさせていただきたい。

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