国語施策・日本語教育

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次第・議事要録 文部政務次官あいさつ

坂本会長

 鈴木文部政務次官からごあいさつがある。

鈴木政務次官

 文部政務次官の鈴木恒夫でございます。
 きょうは,森山大臣が国会審議のために出席がかなわなくなりまして,誠に御無礼でございますけれども,政務次官,ただいま御報告を受けさせていただきました。
 皆様方には,一昨年9月に委員御就任をいただきまして以来,本当にお忙しい皆様方でございますのに,御熱心に御審議をいただきまして,本当にありがとうございます。文部省といたしまして,心から御礼を申し上げたく存じます。
 今回の御報告につきましては,皆様方が高い御見識をお持ちになりまして,現代の社会の急速な変化の様相とそれに伴う言語状況の変化について,深く考察を加えていただきまして,現代の国語をめぐる様々な問題点の中で,今後適切な対応がどのように望まれるか,そうした問題に御提言をいただいたわけでございます。
 昨年の6月には,審議の経過報告を御公表いただいておりますし,その後も慎重な御検討を加えられ,このような立派な御報告をおまとめいただきましたことに重ねて御礼を申し上げたく存じます。
 私も,私事ではございますけれども,長い間,新聞記者をいたしておりまして,自らの経験に照らしましても,国語は一国の文化の基礎を成すものでございますし,多くの日本人が思考いたしますときには,日本語が頭の中を駆け巡って文化を創造してまいるものでございますので,大事な,大切に守り育てたい国語でございます。そのことをよく私自身も認識いたしております。
 また,日本語の持ちます特別の美しさ,豊かさ,含蓄の深さは,世界にも誇れる言語でございます。現代社会が急速なテンポで変化していく中にありまして,様々な条件の変化が生じているわけでございますけれども,国語施策の持つ重要な意味合いを文部省は深く認識しているところでございまして,今回の御報告の中で御指摘いただきました多くの問題点につきましては,その御趣旨を体しまして,今後審議会に対して随時適切な形でお諮り申し上げ,御検討をお願いいたしたく存じます。
 ここに,これまで本当に御熱心に御検討を賜りました皆様方の御熱意,御誠意に心から厚く御礼を申し上げまして,ごあいさつとさせていただきます。
 先生方,本当にありがとうございました。
 どうぞ今後ともよろしくお願い申し上げます。(拍手)

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