国語施策・日本語教育

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第2 現代の国語をめぐる諸問題

3 国際社会への対応に関すること

(1)国際社会における日本語の在り方

 日本語が日本人のものだけではなくなってきている現在,日本語の国際的な広がりへの対応,日本語による外国人との意思疎通の在り方等について検討する必要があるのではないか。
 また,外来語の増加や日本語の中での外国語の過度の使用の問題についても検討する必要があるのではないか。

(2)日本語教育の推進

 日本語教育に対する需要の増大と多様化に伴い,指導内容,教材,指導方法等の研究開発,各種情報機器の活用,優れた指導者の養成等を積極的に進めるべきである。

(3)官公庁等の新奇な片仮名語の使用

 外来語・外国語の使用が避けられない場合のあることは言うまでもないが,官公庁等においては,その公的,公共的性格から言って,平明で的確な国語の使用に努めるべきであって,新奇な片仮名語を使用すること等については十分慎重であることが望まれる。

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