国語施策・日本語教育

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第1委員会

<第5回>  (平成9年4月8日)

 井出委員から「グローバルな視点で見る日本語の敬語」について,待遇表現は円滑なコミュニケーションのための言語使用であり,「距離」と「面子(めんつ)」を鍵(かぎ)概念として言語表現及び言語使用の両面からとらえる必要がある等の説明があった。また,「わきまえ」と「働きかけ」という切りロも紹介され,これらをめぐって意見交換を行った。

〔配布資料〕

  1. 国語審議会第1委員会(第4回)議事要旨(案)
  2. 「待遇表現」(『講座日本語と日本語教育12』(明治書院)所収 井出委員提出資料)
  3. 第1委員会における論議の概要−2
  4. 第4回総会で出た主な意見(第1委員会関係)
  5. 「国語に関する世論調査」(平成9年1月 文化庁)

<第6回>  (平成9年5月13日)

 主査から平成9年1月調査の報告書「国語に関する世論調査」について説明があり,この内容について逐条的に検討しつつ意見交換を行った。調査結果そのものよりもむしろ調査方法や設問の仕方についての意見が多かった。平成9年度も同規模の調査を行うことを確認した。

〔配布資料〕

  1. 国語審議会第1委員会(第5回)議事要旨(案)
  2. 「国語に関する世論調査」(平成9年1月 文化庁)
  3. 「国語に関する世論調査」(平成7年4月 文化庁)

〔参考〕

  1. 「国語に関する世論調査」(平成9年 文化庁)に関する新聞記事

<第7回>  (平成9年7月10日)

 川邊・篠田両委員から「学校教育における敬語教育の実態と課題」について説明があり,それについて意見交換を行った。生徒の呼び方,教科書における敬語の扱い,家庭教育の重要性等が話題になった。また,前回の総会で出された,言語の社会制度としての面と運用面の問題についての考え方,今期国語審議会が取り上げる敬語の理念について,意見交換を行った。

〔配布資料〕

  1. 国語審議会第1委員会(第6回)議事要旨(案)
  2. 学校教育における「敬語教育」の実態と課題(川邊・篠田両委員提出資料)
  3. 第5回総会で出た主な意見(第1委員会関係)

〔参考〕

  1. 渡辺友左「戦後日本の社会構造の変化と敬語行動の変化に関するマクロな考察」(国立国語研究所報告86『社会変化と敬語行動の標準』所収)
  2. 杉戸清樹「話し言葉の待遇表現」(『日本語学』1997年7月)
  3. 新「ことば」シリーズ2「言葉に関する問答集−敬語編−」抜粋
  4. 『敬語教育の基本問題』上・下(国立国語研究所 平成4年3月)
  5. 新聞記事(「筆洗」平成9年4月18日,同5月5日 東京新聞)

<第8回>  (平成9年9月19日)

 上野委員から,「日本語教育における敬語:待遇表現」について, 説明があり,それをめぐって意見交換を行った。
 主査から,次回総会(第6回)に提出する「第1委員会における論議の概要−4」は今期末の報告を想定(「I コミュニケーションと言葉遣い」及び 「U 敬語の役割」の2部で構成し,来期に「V 敬語の使い方」を加えて, 全体を3部構成にまとめる。)した形で作成してはどうかとの提案があり, 大筋で了承されて,その原案に基づいて意見交換を行った。

〔配布資料〕

  1. 国語審議会第1委員会(第7回)議事要旨(案)
  2. 日本語教育における敬語の扱いについて(上野委員提出資料)
  3. 第1委員会における論議の概要−3
  4. 敬語を中心とした言葉遣い(井出・山口両委員案)

〔参考〕

  1. 『待遇表現』(昭和46年 文化庁)

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