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第2委員会
<第1回> (平成8年10月28日)
主査及び副主査選出後,今期の同委員会における審議の前提となる第20期国語審議会の審議経過報告中の当該部分を再読し,前期審議会委員全員に対して行ったアンケートのうち,表外漢字の字体に関する意見を確認して理解を深め,今期の進め方や問題の検討の仕方等について意見交換を行った。
検討対象漢字の範囲,JISとの関連,沿革資料作成,ユニコードの実態等国際的な視野,新聞・出版・教育界における事情などが話題となった。
〔配布資料〕
- 第2委員会名簿
- 第1委員会,第2委員会について(案)
- 第21期国語審議会の日程(案)
- 第20期国語審議会における表外字の字体に関する意見
- 表外字に標準字体の制定を(日本新聞協会用語専門委員 堀田倫男) <『日本語学』平成6年5月号 明治書院>
- 国語施策沿革資料について(案)
<第2回> (平成8年11月26日)
同委員会として今後字体問題を検討するための基礎的な状況認識のため,事務局からJIS関係の資料,国際符号化文字集合に関する資料等に基づき説明を行った。次回総会に提出するための事務局原案「字体問題報告素案−01」に沿って,意見交換を行った。「第2委員会における検討事項(案)」に基づいて,今後検討すべき項目について意見交換を行った。また,今後実施すべき世論調査の内容等について意見交換を行った。手書きの字体を中心に考える,新たな略字は作らない,部分字形の簡略化を検討すべきである,ワープロは康熙(き)字典体に戻すべきだ等の意見が出された。
〔配布資料〕
- 国語審議会第2委員会(第1回)議事要旨(案)
- 第1委員会,第2委員会について(案)
- 字体問題報告素案−01
- 国語審議会第2委員会WG資料 JISにおける符号化文字集合の規定について(通産省工業技術院情報規格課 平成6年9月)
- JIS X 0208改正案説明資料(JCS調査委員会 芝野耕司 1995年11月)
- JIS C 6226情報交換用漢字符号系の改正(野村雅昭「標準化ジャーナル」1984年3月号)
- JIS漢字の拡張計画(符号化文字集合(JCS)調査研究委員会委員長 芝野耕司 1996年7月)
- 旧漢字の字形について(原田種成『私の漢文講義』大修館書店1995年)
<第3回> (平成8年12月17日)
事務局から「UCS及びユニコードに関する参考メモ」,また,三次委員から国語施策やJISに関する意見が文書で提出され,それらをめぐって意見交換を行った。通信社や新聞社における表外字体の問題・JISの包摂規準,固有名詞の扱いなどが話題となった。
〔配布資料〕
- 国語審議会第2委員会(第2回) 議事要旨(案)
- 第2委員会における論議の概要−1
- 漢字の字体の包摂規準等(JIS X O208:1997(1996年9月24日 ver.1.62)(JCS符号化文字集合調査研究委員会作成案)から抜粋)
- 漢字の字体の包摂規準カード(ver.1.62)(JCS符号化文字集合調査研究委員会 1996年9月24日)
- 異体字の取扱いについての資料(林 大 昭和50年11月)
- 日本語が消滅する日(目木晴彦『三田文学』(平成9年1月10日発行)に掲載予定)
<第4回> (平成9年1月28日)
ジャストシステムの小林龍生氏からUCS及びユニコードについて,また,事務局から「氏又は名の記載に用いる文字の取扱いに関する通達等の整理について(依命通知)の一部改正について(依命通知)」の説明があった。さらに事務局から,戦後の国語施策における固有名詞の扱いの経緯について説明があり,これらをめぐって質疑応答,意見交換を行った。
〔配布資料〕
- 国語審議会第2委員会(第3回)議事要旨(案)
- 第2委員会における論議の概要−1.1
- 第2委員会における論議の概要−1.1の骨子
- 氏又は名の記載に用いる文字の取扱いに関する通達等の整理について(依命通知)の一部改正について(依命通知)(法務省民二第7006号 平成6年11月16日)
付 読売新聞記事(平成6年2月1日 朝刊) - 地名の書き表わし方について(文部省教科書局国語課「公用文の書き方」(昭和24年)より抜粋)