国語施策・日本語教育

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第2委員会

<第5回>  (平成9年2月24日)

 事務局から「第2委員会における論議の概要−1.2」,「表外字の字体について」等の資料について説明した。議事に入り,字体に関する用語(標準字体,異体字など)の概念規定をする必要があること,表外漢字の字体に略体化を及ぼす場合の原則をどうするかということ,表外漢字は一般には用いないという前提で字体表を示すのは矛盾ではないかという考え等をめぐって意見交換をした。また,主査から今後字体に関する作業グループを作ることの可能性も示唆された。

〔配布資料〕

  1. 国語審議会第2委員会(第4回)議事要旨(案)
  2. 第2委員会における論議の概要−1.2
  3. 第2委員会における論議の概要−1.2の骨子
  4. 表外漢字の字体について(桑山弥三郎『書体デザイン』(グラフィック社 1971年)から抜粋)

〔参考〕

  1. 平成8年度国語施策懇談会パンフレット

<第6回>  (平成9年3月24日)

 事務局から,「第13回漢字委員会配布資料等(昭和53年6月18日)」等の資料に基づいて,常用漢字表作成過程における表外漢字の扱いなどを説明した。議事に入り,ワープロ等の普及によって一般の人々の表外漢字使用が増加していること,表外漢字字体の示し方(代表字体を示し,併せて許容字体(略字体)を示すか。),今後の審議に「漢字出現頻度数調査」(日本印刷産業連合会)及び「字体・字形差に関する資料」等を活用していくことなどをめぐって,意見交換を行った。

〔配布資料〕

  1. 国語審議会第2委員会(第5回)議事要旨(案)
  2. 第2委員会における論議の概要−2
  3. 第2委員会における論議の概要−2の骨子

〔参考〕

  1. 第13回漢字表委員会配布資料等(昭和53年6月18日)

<第7回>  (平成9年4月15日)

 事務局から「標準コード用漢字表(試案)」(情報処理学会)などに関する説明があり,質疑応答を行った。議事に入り,今後の答申内容を想定して審議をまとめるという観点から,「第2委員会における論議の概要−2の骨子(改)」に沿って,字種の範囲の問題(JIS第1・第2水準内とするか,固有名詞をどうするかなど),範囲を決めた上で1字1字の字体を検討するという方針の適否,標準字体の例示の仕方等をめぐって意見交換を行った。また,「康熙字典体を本則とする」という前期の方針は尊重・踏襲することを確認した。

〔配布資料〕

  1. 国語審議会第2委員会(第6回)議事要旨(案)
  2. 第2委員会における論議の概要−2の骨子(改)
  3. 第2委員会における論議の概要−2の骨子
  4. 「標準コード用漢字表(試案)」(情報処理学会 昭和46年10月)
  5. 附録「現代日本の実用漢字と別体漢字との調査及び「常用漢字」の価値の研究」(日下部重太郎 「現代国語思潮続編」昭和8年)

<第8回>  (平成9年5月12日)

 事務局による資料説明の後,委員会内に字体小委員会を置くことが了承された。主査がメンバーを指名し,8月から9月にかけて集中的に作業することとした。
 議事に入り,標準字体・通用字体・許容体等の呼称の問題,JIS漢字における字体の概念,康熙字典体を標準とすることの適否,今回の問題と学校教育における漢字指導との関連等をめぐって,意見交換を行った。

〔配布資料〕

  1. 国語審議会第2委員会(第7回)議事要旨(案)
  2. 第2委員会における論議の概要−2の骨子(改−2)
  3. JIS漢字における「()←→()」等の扱いについて
  4. 「付録 JIS78とJIS83」(中西秀彦『活字が消えた日−コンピュータと印刷』平成6年6月)
  5. 「康熙字典」について(阿辻哲次『しにか』(平成8年3月号),
    原田種成『漢字小百科辞典』平成元年9月)

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