HOME > 国語施策・日本語教育 > 国語施策情報 > 第21期国語審議会 > 第2委員会
第2委員会
<第9回> (平成9年7月1日)
事務局から,「字体・書体・字形」,「ドットプリンタ用24ドット字形解説」等の資料について説明し,質疑応答を行った。議事に入り,今回の表外漢字字体は,印刷文字の問題として論議すべきこと,情報機器の進歩で,機械的な制約は考える必要がないこと.漢字の歴史における正・俗・通の考え方等をめぐって意見交換を行った。また,井上委員の提案(「漢字字体の社会言語学」国語審議会第2委員会への提言 平成9年7月1日)については,次回,本人に出席を求め,そこで論議することとした。
〔配布資料〕
- 国語審議会第2委員会(第8回)議事要旨(案)
- 第2委員会における論議の概要−3.1
- 第108回国語審議会総会議事要録(「国語審議会報告書13」から抜粋)
- 字体・書体・字形について
- 「ドットプリンタ用24ドット字形 解説」(「JIS X 9052-1983」から抜粋)
〔参考〕
- 「「漢字字体の社会言語学」国語審議会第2委員会への提言」(井上史雄委員提出 平成9年7月1日)
<第1O回> (平成9年9月16日)
事務局から「印刷標準字体選定のための検討の視点」,「検討対象の範囲について」等の資料について説明があった。議事に入り,次回総会への報告の仕方について,事務局の説明に基づいて選定作業にかかわる考え方を確認し,「印刷標準字体」として、明治以来の伝統的な印刷文字字形(いわゆる康熙字典体)を掲げることや「印刷標準字体」という呼称の適否について,意見交換を行った。また,国語に関する世論調査に漢字字体関係の問題を入れるかどうかについて検討したが,結論は次回に持ち越された。井上委員から提言についての説明があり,国際的な視野が必要等の趣旨は理解するものの,今期の第2委員会の流れはこのまま継続すべきであるということで合意した。
〔配布資料〕
- 国語審議会第2委員会(第9回)議事要旨(案)
- 印刷標準字体選定のための検討の視点
- 検討対象の範囲について
- 漢字頻度調査資料について
- 第2委員会における論議の概要−3.1
<第11回> (平成9年10月21日)
輿水委員から資料「「中国の漢字」に関するメモ」の提供があり,その内容について,また,事務局から「JIS X 0221について」等の説明があり,質疑応答を行った。議事に入り,「第2委員会における論議の概要−4」に述べられている「表外漢字字体表の性格」,「筆写体と活字体の関係」等について,UCSのルール等も勘案しながら検討した。手書きの問題は別とすること,画数が同じでも字種の弁別にかかわるような字形の違いはデザイン差とはしないことで合意した。
〔配布資料〕
- 国語審議会第2委員会(第10回)議事要旨(案)
- 第2委員会における論議の概要−4
- JIS X O221について
〔参考〕
- 漢字コードに関するメモ(平成8年12月17日配布)
- 国語審議会(字体問題)に関する新聞記事