国語施策・日本語教育

HOME > 国語施策・日本語教育 > 国語施策情報 > 第21期国語審議会 > 第2回総会 > 次第・議事要録

次第・議事要録 今後の審議の進め方について(意見交換)

清水会長

 次に,これからの日程であるが,委員会,総会を含めて,少し御検討いただきたいと思う。

大島国語課長

 資料2の第21期国語審議会日程(案)という資料をお手元にお配りしてある。本日9月17日の第2回総会で,委員会の設置をお認めいただいたので,後は各委員の御希望を考慮して,会長から所属委員を御指名いただいて,それを委員の方々に御連絡させていただきたいと思う。
 そして,早速,委員会を開催していただいて,まず,検討すべき課題というものを御相談いただくことになるのではないかと思う。そして第3回目の総会は12月10日に予定させていただいているけれども,その検討の状況を両委員会から御報告いただく。そういう形で,総会と委員会との御審議のやり取りの中で,国語審議会としての審議を深めていただいたらどうだろうかということである。
 任期が2年間であるので,平成10年7月の初めには任期が終わるわけである。その任期の終了に当たって,国語審議会として答申あるいは御報告をいただきたいということで,平成9年度以降も委員会と総会の御審議を継続していただく。総会については,おおむね今の心積もりとしては,第4回目を3月,平成9年度以降の流れは下に書いてあるような日程を考えている。
 答申を出すということになると,いったん試案を世間に見ていただいて,御意見をいただき,更に御議論いただいて,最終的な答申をしていただくということが必要だと考えている。心積もりとしては,平成9年12月ごろの総会で,これは飽くまでも審議の状況によって多分に動いていくものであるけれども, 第2委員会から試案をいただき,それに対する総会の御意見を踏まえて公開していくということも必要ではないかと考えている。

清水会長

 資料2について,今,課長から御説明いただいたけれども,大体このような第1委員会,第2委員会のスケジュールである。場合によっては,先ほど来のお話のように,更に第3委員会を作って云々という話も次の総会辺りには出てくるかとも思うけれども,そういうことも含めて,一応の目安としては,少なくとも第2委員会の答申の試案は平成9年末には出していきたい。そして公表することによって社会のいろいろな立場からの御意見を伺って,6月の総会では完全な答申としてまとめたいというわけなので,大まかな日程というふうに御覧いただきたいと思う。このことについて何か御意見はあるか。
 こういうことを踏まえて,後ほどで結構であるが,どの委員会に属するかというようなこと,いや,私は総会だけといったような御意思をひとつ事務局の方へお知らせいただければ有り難いということである。
 このように進めさせていただくので,よろしくお願い申し上げたいと思う。
 次に,実はもう一つ議題がある。資料3を御覧いただきたい。「審議会の傍聴等について」というものであるが,事務局から説明していただく。

大島国語課長

 資料3については,前回の総会の中で若干の訂正の御意見があり,それを確認的な意味で盛り込んで,資料として出させていただいている。
 それから,併せて資料4を御覧いただきたいと思う。「国語審議会における委員会の議事等について(申合せ) (案)」である。
 ただ今,第1委員会,第2委員会について御検討いただいたけれども,国語審議会に置かれる委員会の性格は,総会に提出する原案を実務的に作成するというものであるので,従来,審議は非公開ということであった。ただし,委員会の透明性を高めるということは,審議会全般の透明性を高める一環として必要なことであろうと考えているので,ここでも議事要旨については公開するということをお決めいただく申合せの案を作ってある。
 そして,議事要旨の中身としては,委員会の開催日時,場所,出席委員,審議の概要を記載する。そして各委員の自由な討議を確保するため,議事要旨に記載する委員の意見は匿名とする。議事要旨は全委員の確認を得た後,速やかに公開するものとする。そのような内容である。
 それから,先般の運営委員会で,総会自体の議事要録の公表の仕方についても御審議をいただいたわけである。これまでは,2年の任期が終わった時に,慣行として,議事要録をまとめて出版し,その中には発言された委員のお名前が記載されていたわけであるけれども,今期からは途中段階でも議事要録を出していくということの申合せをいただいた。それについては,運営委員会では,その期が終わるまでは,意見にわたる部分の発言は匿名とする方がよいという御意見で,そのような形で各回ごとの議事要録は公表させていただきたいと考えている。それから,各委員会ごとの議事要旨については,従来はすべて外に出してこなかったものであるけれども,発言は匿名という形にして,議事要旨をその都度公開していくということで,総会にお諮りする案を運営委員会でまとめていただいたものである。

清水会長

 資料3と4について,お諮りしているところである。前回,こういった審議会の公開性ということで閣議決定された趣旨を踏まえて,議事要録の公開をすることにした。今お手元にお配りしたものは記名されているが,運営委員会では,これを公表する際は匿名にさせていただきたいということで考えた。
 最終的には,既にお手元にお配りしてあるように,これまでの議論という形で出版される議事要録については――前回までもそのようにされているそうなので――記名式で,期の途中では,匿名で公表していく。委員会の方の議事要旨についても,同じように匿名で扱っていきたいということである。この点について,御確認と同時に御了承いただければ有り難いというわけである。
 このことについて何か御質問があれば……。
 会議用にファイルされるのは記名,公表する方については匿名ということである。
 それでは,御確認をいただいた上で,このような議事要録を作っていくが,公表する部分については匿名でやる。この総会もそうだし,委員会についても同じように扱わせていただくということである。何か御意見があるか。
 よろしければ,そのようにさせていただく。
 最後に,次回の総会の日程であるが,先ほど議事日程のところで申し上げたように,次回は12月10日,場所は東條会館で,時間も同じということで予定させていただきたいと思う。どうぞよろしくお願い申し上げる。
 今日御審議いただくこと,こちらで用意いたしたものは以上であるが,何か特に御発言はあるか。
 それでは,次回は12月10日ということで御予定いただいて,委員会にお願い申し上げる先生方には大変お忙しいところを恐縮であるけれども,よろしくお願い申し上げる。
 本日の総会はこれで終わらせていただきたいと思う。

トップページへ

ページトップへ